恋人が常に切れない43歳女性の結婚のリアル 3人目の夫は「ご先祖からのご褒美」

東洋経済オンライン / 2019年1月11日 7時0分

43歳女性の3度目の結婚のお相手は?(イラスト:堀江篤史)

恋愛や結婚に関する取材を続けていると、つねに恋人や配偶者がいる人とそうでない人にはっきり分かれると感じる。モテはそれほど関係ない。魅力的なイケメンや美人でも本人に「その気」がなかったらパートナーは不要だ。

3年前に3度目の結婚をした斉藤綾乃さん(仮名、43歳)は明らかに前者だ。13歳の時から恋人がいなかった時期はほとんどないと語る。

■自分の強みと市場を知っている綾乃さん

「私は愛嬌があるタイプではないのですが、すきがあるのだと思います。あと、小柄で胸が大きい女性が好きな男性は一定数います。なぜか背が高い人が多いです。私も高身長の男性が好きなので需要と供給が合っています」

綾乃さんは身長150センチ弱で胸はGカップだと、あっけらかんと明かす。後述するが商才があり、経済的には自立しているが、「パートナーは欲しい。自分のためだけの生活は退屈」だと感じている。自分の強みと市場を知り、やる気を持ち続けることが3度の結婚を可能にしたのだろう。

ただし、生身の人間と人生を分かち合う結婚に苦労はつきものだ。ゲームのように簡単にリセットボタンを押すわけにもいかない。綾乃さんの場合はどうだったのか。まずは23歳での初婚から聞いた。

「相手はバイク便のライダーをしていたときの仲間です。私のほうが先輩でしたが、彼は4歳年上でした」

彼の名前を仮に幸司さんとする。綾乃さんは幸司さんと親しくしていたが、「きょうだいのような、友だちのような」感覚で、男性として見ていたわけではない。幸司さんのほうは綾乃さんを好きになり、周囲を巻き込む形で求愛した。性格的に緩いところがあると自認している綾乃さんは断り切れずに付き合うことになり、数カ月後には妊娠して結婚した。

「恋愛感情はなかった分、家族にはなれたと思います。別れた今でも冠婚葬祭では会っていますから」

綾乃さんには商才があり、ネット通販の自営業を成功させた。すると、幸司さんとその両親から経済的に依存されるようになった。

「彼の実家には家業があって、潰れかけていたのですが廃業してくれなかったんです。私が赤字を補填していましたが、長くやっているとそれがしんどくなってきました」

綾乃さんは、2人の息子を夫とその両親に任せて家を出る決意をする。自分は寝るときだけ家に帰ってくるような生活で、息子たちは完全に「お父さん子」になっていたからだ。綾乃さんは外から物心両面で支援することにした。

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