アラフィフからお金持ちになる3つのポイント 実は年を取っても「運用リスク」を取ってよい

東洋経済オンライン / 2019年3月2日 8時0分

アラフィフになったら、75歳以上を見据えたお金の貯め方をしたい。3つのポイントがある(写真:horiphoto/PIXTA)

筆者は職業柄、紙の雑誌をまだ何冊か読んでいるが、近年電車の中で雑誌を読んでいる人をほとんど見かけなくなった。また、各誌の特集の組み方を見ると読者の高齢化が進んでいることがよくわかる。

『週刊現代』や『週刊ポスト』といった主として男性向けの総合週刊誌の特集は、数年前までは「60歳を過ぎてもセックス!」といったものが多かった。だが、最近は、「死ぬ前にしておくべき準備」、「死後に必要な手続きあれこれ」といった人生の終末期に関連するものがめっきり増えた。

主要読者にとって「性」よりも「死」の方が身近になりつつあるのだろう。人口が多いことで知られるかの団塊の世代も2025年には、みな後期高齢者(75歳以上)になる。

■実は高齢でもお金の運用リスクを取ってよい

さて、社会の高齢化とともに問題になるのが、高齢期のお金の運用だ。一般に、高齢になると株式のようなリスクを取る運用対象への投資意欲が減退する。確かに、高齢になると、投資で生じるかもしれない損失を「働いて取り返す」ことが難しくなるから、リスクを取りにくいという側面はある。

しかし、高齢になると将来必要な生活費などの費用が具体的に読みやすくなるので、「ここまで損をしても大丈夫」という限界をはっきりさせたうえで、案外大きなリスクを取ることができる場合が相当にあるはずだ。

また、高齢者本人がリスクを嫌うことのほかに、相続の際に、相続人の側が、有価証券などをいったん現金化してしまう場合がある。

この際に、本人にとって適切な運用状態をすぐに作るといいのだが、しばらく預金などにお金を寝かせてしまうケースが少なくない。もちろん、個人差が大きな問題なので、リスクを取った運用が不適切な場合もあるのだが、多くは、高齢になったからといってリスクを取る資産運用から引退するのは「もったいない」。

なぜもったいないといえるのか。まず、本人にとってせっかく時間とお金があるのにこれを有効利用しないことがもったいないし、相続人にとっても相続する財産はより大きいほうがいいはずだ。また、投資は世の中のためにやるものではなく本人が自分のためにするものであるとしても、社会全体として金融資産の持ち主が高齢化することで投資に回る資金が減るのは「残念なこと」だ。

■高齢期を3つの時間に分けて考える

ただ、一口に「高齢期」と言っても、大まかな年齢によって課題として考えるべきポイントが変化する。主な仕事を引退する前の「高齢準備期」、仕事を引退して年金を受け取り始めても本人に判断能力が十分ある「高齢前期」、将来の認知症などの進行で本人の判断能力がおぼつかなくなることを意識しなければならない「高齢後期」の3つの時期に分けて考えることが現実的だろう。

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