部屋探しで「おとり物件」に騙される人の盲点 「有吉ゼミ」にも出演する不動産のプロが伝授

東洋経済オンライン / 2019年3月15日 7時10分

「おとり物件」に気をつけて、納得のいく賃貸物件を契約しましょう(写真:つむぎ/PIXTA)

3月は1年で最も引っ越しが多いシーズン。今も物件探しに励む人は多くいるでしょう。そんな人たちに、気をつけてほしいのが「おとり物件」です。実際には存在しないのに、集客のためだけに物件サイトに掲載される、おとり物件に騙されないためのノウハウを、テレビ番組「有吉ゼミ」(日本テレビ系)にも出演する不動産アドバイザーの鈴木誠さんが解説します。

賃貸物件を探すときに気をつけてほしいのが、「おとり物件」です。これは、言葉のとおり「おとり」であって、実在しない物件やワナのような物件のことを指します。

賃貸物件情報サイトなどに掲載されているおとり物件。駅近で、格安で、日当たりもいい、というような、ちょっとよさげな物件を見て、不動産会社に問い合わせてみると、すでに申し込みが入っていたり、契約が終わっていたりする状態になっている。そこからは、営業マンに言われるままに別の物件を紹介され、営業マンにとって都合のよい物件をあてがわれ、契約させられることが多くあります。

最近では、不動産業界も重たい腰をあげて、「おとり広告」の排除に乗り出しました。2018年11月の朝日新聞の記事によれば、2017年度、大手不動産情報サイトでは、大阪で全国最多の503件のおとり広告が見つかったほか、兵庫で198件、京都では54件あったそう。しかし、まだ氷山の一角でしかありません。

■「おとり物件」の特徴

もちろん、業界の言い分として、申し込みした方がキャンセルされるかもしれないので、サイトへの掲載が消せない、というのもわかるのですが、これでは、物件を問い合わせたお客をがっかりさせてしまいますし、さらに時間を無駄にすることになります。

お客をだまし、時間を浪費させる、深刻なおとり物件の問題ですが、実は見分け方がいくつかあります。

まず、非常に魅力的な物件で即入居可なのにネットの更新日から1カ月も経っているような場合。また、周囲の物件より明らかに「家賃が安い」「敷金・礼金がゼロ」「広い」などの物件は「おとり物件」の可能性があります。

また、問い合わせをした際に「とりあえずお越しください」というような曖昧な回答も怪しい。行ってみると「この物件はもうすでに決まってしまいました」とか「入居審査や大家さんがやたら厳しい」などとウソの理由を告げられるケースが多い。

おとりを使ってお客を呼び込む会社ですから、一度問い合わせれば、あとは怒濤のように営業されることになります。

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