東大生が教える「文章がスラスラ書ける」凄ワザ 文章が苦手な人は「情報収集」に問題がある

東洋経済オンライン / 2019年4月20日 7時40分

先生と生徒には明確な上下関係が存在するが、たまにはそれを取っ払って対等になるのもいいのかもしれない。

さて、この文章のどこが「名言」でしょう? 「教育学の研究で、実は『教える』という言葉を使うよりも『共有する』という言葉を使ったほうが、生徒の学習効果が高いということがわかっている」でしょうか? 「上から目線で言われるよりも対等な関係性にある友達や先輩の言葉のほうが耳に入ってくると思う」でしょうか?

たしかにそうした具体例はわかりやすくて記憶には残りやすいのです。しかし実はそこは「理解・納得のために」書かれている部分です。「アウトプットのための」インプットをしたいと考えた場合、目を向けておくべきは1カ所。「人間は、対等な相手からの話のほうが耳に入りやすいものだ」という1文です。

みなさんが文章を書きたいと思ったとき、たしかに具体例を使って文章を書くこともできるでしょう。でも、具体例って存在しなくても通用しますよね? 重要なのは、「その具体例を通じて何を話したいか」のほうです。

■「それだけで完結している一言」が重要

この文章で言うならば、「人間は、対等な相手からの話の方が耳に入りやすいものだ」だけで文章が完結しています。この情報が、この文章が本当に伝えたかったことであり、みなさんが文章を書こうと思ったときに利用できるかもしれない部分なのです。

言葉というのは不思議なもので、一見すると「長い言葉」のほうが情報量を詰めやすそうですが、本当に必要なのは「短い言葉」でいろんな意味が込められている言葉のほうです。そして、そういう言葉のほうが、文章を書く上で参考になる場合が多いのです。

何か教育について意見を求められたときに、「教えるという言葉を使うよりも、共有という言葉を使ったほうがよくて、理由は……」とグダグダ話していると、何が言いたいのか、途中からわからなくなってしまいます。

そこを「人間は、対等な相手からの話のほうが耳に入りやすいものです」と一言で相手に伝えると、それを取っ掛かりにして自分の論を展開することも可能になります。こういう「名言」のストックがある状態だと、どんな文章も書きやすいのです。

本を読むうえでも人の話を聞くときも、「名言」をインプットする癖をつけると、アウトプットも楽になるのです。

さて、「名言」を見つけた後は、いよいよ自分が「アウトプット」できるようになるための訓練です。

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