東大生が教える「文章がスラスラ書ける」凄ワザ 文章が苦手な人は「情報収集」に問題がある

東洋経済オンライン / 2019年4月20日 7時40分

インプットした内容を、他の内容と「つなげて」みてください。

■「つなげる」習慣がアウトプットの質を高める

STEP3:つなげてインプットをしよう!

例えば教科書でもネット記事でも、インプットした内容というのはただの情報でしかありません。「日本の人口は約1億2600万人」とか「少子高齢化によって地方が消滅しようとしている」とか、そういう言葉はただの情報でしかなくて、それだけではなんの価値もありません。情報として文章の中に切り貼りして置いておくことは可能ですが、それだけでは絶対に文章になりません。

先程お話しした名言だって、「切り貼りしやすい情報」でしかありません。たしかに文章を書くうえで使いやすいけれど、それだけで1つ文章が書けるわけではないのです。

大切なのは、切り貼りしてきた情報を、自分の持っている他の知識や自分の意見・他のインプットとつなげることです。切り貼りした情報にまた新しい情報をくっつけて、それにまた新しい情報をくっつけて……というふうに、情報と情報とをつなげることができて初めて、アウトプットとして成立するのです。

だからこそ、インプットしているときに「この本で書いてあることって、前に読んだ本と同じことを言っているぞ!」とか「まったく違う分野の話だけど、これって前聞いたこととつなげられそうだ」と、他のインプットとつなげてみようと考えてください。

例えば先程のように、「人間は、対等な相手からの話のほうが耳に入りやすいものだ」という情報を聞いたときに、これを教育学の話としてインプットするだけでとどまらず、「これって、文章を書くうえでも使えるテクニックかもしれないな」「普段の日常会話の中でも使える、コミュニケーションのテクニックかも」とか、そういう風に「自分の知っている他のこと」とつなげてみようと努力してみるのです。

まったく関連のない情報を100個持っていても、アウトプットはできません。1つの情報だけでは決してアウトプットはできないからです。必要なのは、情報と情報とをつなげて記憶しておくことです。インプットとインプットが重なり合って、アウトプットという形になるのです。

さて、いかがでしたでしょうか? ちなみに今回僕がみなさんに伝えたかった「名言」は、「アウトプットのためのインプットができていないから、アウトプットすることが難しくなってしまう」です。

この記事を読むことを、みなさん1人ひとりが「アウトプットのためのインプット」にしてもらえたのなら、僕はとても嬉しいです。

西岡 壱誠:東京大学4年生

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