ラウンドワン「ボウリング復活」へ放つ一手 映像・音声で初対面の客同士つなぎ、遠隔対戦

東洋経済オンライン / 2019年4月21日 7時50分

液晶モニターの価格低下やインターネット回線の速度が向上したこともあり、ラウンドワンは3年ほど前から自社で新システムの開発に取りかかった。その結果生まれた「ラウンドワン ライブ」は、悲願の国内テコ入れ策なのだ。

■ロシアや中国、東南アジアへの出店準備も

ラウンドワンは2010年代に国内店舗数が頭打ちとなり、成長の軸足をボウリングの本場・アメリカへの新規出店に移していた。アメリカの店舗は飲食サービスを安価に提供してアミューズメントに客を誘導するモデルで攻勢をかけ、すでに約30店舗を展開する。また、ロシアや中国、東南アジアなどへの出店準備を開始する。

ただ、「決して国内ボウリング事業の成長を諦めてはいない」(杉野社長)ようで、既存店の底上げを目指す。実際、遠隔プレイのシステムだけでなく、各レーンのモニターやベンチもリニューアルする気合いの入れようだ。

達成時期こそ明言しなかったが、杉野社長は国内ボウリング事業を「現状の売り上げ(約227億円)から20%は伸ばしたい」という。そのためにはラウンドワン ライブの有望なユースケースを探り、ニーズに合わせた頻繁なシステム更新が必要になるだろう。テコ入れを怠った過去の反省を生かし、同社の新たな設備は若者のハートにハイスコアを叩き出せるか。

森田 宗一郎:東洋経済 記者

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