低学歴でも「勝ち組」になれるハリウッドの事情 ディカプリオも最終学歴は「中卒」だった?

東洋経済オンライン / 2019年5月26日 8時0分

学歴社会にとらわれず、成功にはいろいろな形があることを証明しているのが、ハリウッドの魅力かもしれない(写真:Gabe Ginsberg/gettyimages)

ここのところ日本のニュースサイトをのぞくと、「早稲田vs慶応」をテーマにした記事を、よく目にする。一方、アメリカでは、スタンフォード大やハーバード大も巻き込んだハリウッドセレブたちの裏口入学事件が、相変わらず炎上している。そんな中、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が世界興収で2位にあった『タイタニック』を抜いたというニュースが話題を集めた。

これらのニュースにとくに相関性はない。しかし、筆者がなぜ面白いと思ったかというと、『アベンジャーズ』シリーズで長年アイアンマンを演じたロバート・ダウニー・Jr.も、『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督も、高校中退者だからだ。

もっともキャメロンはその後、別の高校に入り直すのだが、こうした成功者の姿は一般人が思うものとほど遠いだろう。ちなみにキャメロンの総資産は推定7億ドル(約770億円)、ダウニー・Jr.は推定3億ドル(約330億円)だ。

■「高校中退者」が多くいるハリウッド

実のところ、誰もが知るハリウッドの大物には、高校中退者がたくさんいる。ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ、トム・クルーズ、ライアン・ゴズリング、キャメロン・ディアス、キアヌ・リーヴス、ニコール・キッドマンは、みんなそう。

『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー主演女優賞をつかんだジェニファー・ローレンスは、ハイスクールに行き着く前、ミドルスクール(日本の中学に当たる)の段階で中退している。

彼ら彼女らはその若さと美しさで成功したから、中退していいやと思ったわけではない。例えば、ジム・キャリーは、高校を辞めたというより、辞めざるをえなかった。父が失業し、家計を助けるべく自分も夜間清掃員として働いた結果、昼間、学校に行くことができなくなったのである。しかし彼は90年代、ハリウッドで史上初めて1,000万ドルの出演料をもらうスターとなった。

親日家としても知られるクエンティン・タランティーノも15歳で高校に行くのを辞めたが、すぐに映画の世界に入ったわけではなく、ポルノ劇場やレンタルビデオ屋のバイトなど職を転々とした揚げ句、後に彼の映画をプロデュースすることになるローレンス・ベンダーに出会っている。

映画業界を変えたという意味で、おそらく右に出る者はいないウォルト・ディズニーも、高校を卒業しなかった。1901年生まれの彼の場合は、第1次世界大戦でアメリカ軍に志願し、終戦後も高校には戻らず、漫画家を目指している。もちろん、今とは時代が違うが、現役でも、ユニバーサル・ピクチャーズの親会社NBCユニバーサルの副会長ロン・マイヤーは、高卒である。

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