軍用地への「不動産投資」が意外にも儲かるワケ 利回りは派手ではないがリスクはかなり低い

東洋経済オンライン / 2019年6月4日 13時0分

銀座の1等地のビルには、老舗百貨店や有名ブランドショップなどの優良テナントがこぞって入居しているので空室はほぼありませんが、その分景気に左右されやすいので必ずしも安定はしません。軍用地以外の不動産投資は建物を「人」に貸して賃料を得るビジネスモデルです。建物の維持管理を怠ると老朽化につながり空室リスクが発生します。

その点、軍用地は空室になりにくい優良物件です。「日本の平和と独立を守る」という理念の下、日本政府はアメリカ軍に継続的かつ安定的に施設を提供しなければなりません。つまり、急に「来月で賃貸借契約は終了、土地を返還します」といった事態は考えにくいのです。万が一、土地が返還されるにしてもその数年前に国からの説明やマスコミ報道があるので、返還後の土地の利用について計画を立てる時間もあります。

さらに、一般的な不動産投資では、何もせずに購入時よりも利回りが上がるといったことはまれですが、軍用地投資では家賃=軍用地料が年々上昇するので、利回りが年々上がります。

不動産投資のなかでも空室などのリスクがなく、黙っていても利回りが上がるのが軍用地投資。長期で安定的に利益が得られる“究極のほったらかし投資”なのです。また、一般的な不動産は売却する際に時間がかかるもの。ほかの投資と比べて「流動性が低い」といわれます。

ところが、手堅い投資として近年注目を浴びている軍用地は、「嘉手納飛行場」のような人気物件が売りに出されると数分で買い手が見つかるほどです。流動性が高く、金融商品と同様に換金性に優れているといえるでしょう。

このように、軍用地投資最大のメリットは、不動産投資と金融商品のいいとこ取りができることです。

通常、不動産投資を行ううえでの大きなリスクの1つは空室ですが、無事に借り手が決まったとしても安心してはいけません。なぜならその借り手がしっかりと家賃を払ってくれるとは限らないからです。

貸主にとって家賃が支払われないということは死活問題ですので、滞納者を追い出してきちんと支払ってくれる入居者を入れたいと思うのは当然です。しかし、実際に追い出せるかというと、そう簡単にはいきません。滞納者は出ていけと言われてもお金がないので行く場所がなく、催告を無視して居座ってトラブルになるケースも多いものです。

不動産投資には、こういった家賃滞納リスクはつきものです。しかし、軍用地投資には、当たり前ですが、家賃滞納リスクがありません。なぜなら、軍用地の借り手は日本政府だからです。

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