6月時点で「内定ゼロ」就活生の逆転シナリオ 選択肢はまだある、焦って安易な選択しない

東洋経済オンライン / 2019年6月4日 7時10分

持ち駒がなくなっても、まだまだ内定を獲得するチャンスはあります (写真:maruco/PIXTA)

「やばい、持ち駒がなくなった」――。

この時期になると、こんな声が就職活動中の学生から聞こえてくる。「2020年卒マイナビ大学生就職内定率調査」によると、4月末時点での内々定率は、前年比6.1ポイント増の39.3%。この時点で5人に2人は内々定を獲得している状況だ。

平均内々定保有社数は1.6社と前年同月比で0.1社増加。しかも理系男子は50.9%と早くも半数を超えている。そして、内々定を保有している学生の30.5%が「就職活動を終了する」と答えており、学業や研究、課外活動を再開する学生も多い。ただ、未内定者を含めた活動を継続する学生の割合は回答者全体の87.6%おり、多くの就活生はまだ活動を続けていると思われる。

志望企業を「持ち駒」と呼ぶことに対して、筆者としては抵抗があるが、6月の時点で選考中の企業がなくなってしまった就活生本人からしてみると、そんな気遣いなどしていられない状況だろう。友人たちが内定を得る一方で、企業からの不採用通知が続き、焦りが募るのは致し方ない。

■採用活動を続けている企業はまだまだある

しかし、「マイナビ2020」を見ていると、5月31日時点で全掲載社数は2万4980社あり、そのうち採用活動を継続している「エントリー可」の企業は2万2850社、そして企業説明会の予約を受け付けている企業は1万442社もある。持ち駒がなくなったと嘆くのは早すぎるのではないだろうか。

では、今後どうするべきか?

まずすべきことは状況(敗因)分析だ。新卒の就活でのエントリーシートは、業界問わず共通の設問が多い。「自分の強みが明確で、それを裏付ける具体的で自分らしいエピソードが記載されているか」「志望している業界の現状把握、展望について情報収集をしっかり行っているか」「企業の特徴、競合他社と比べての強み、将来性、自分はどこにひかれて入社を希望したか」など、収集した情報を自分なりに整理し、論理的かつ熱意を持って伝えていたかを振り返ってみてほしい。

注意したいのは、インターネット上の情報はほかの就活生も同様に閲覧している可能性が高い。ほかと差をつけるために、自分独自の足を使って集めた情報、先輩や社会人、人から聞いた情報収集はできていただろうか。さらに、筆記試験の準備も万全だったか? 就活を終えた先輩たちの体験談を聞くと「市販の問題集1冊は最低限やり抜くべき」という声が多かった。振り返ってみて不十分なところがあったら「まだ伸びしろがある」と気持ちをプラスに切り替えて行動しよう。

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