メルカリにはびこる「不届き者」のあきれた手口 「不正出品者」に惑わされないためにどうする

東洋経済オンライン / 2019年6月24日 18時0分

メルカリは盗品販売など不正取引を防止するため、2017年末より本人確認を強化し、初回出品時に住所・氏名・生年月日の登録を必須とした。さらに、登録された氏名と売上金の振込口座が一致しない限り、売上金を引き出せないようにするなどの対策も行っている。

本人確認の一環として、SMS認証(スマホのショートメッセージ機能を利用した本人確認方法)がある。1度認証した番号は二度と使えないため、メルカリ上で複数のアカウントを持つことは難しい。

では、Twitterで売られているアカウントを必要とするのは、どんな人か? それは過去に不正行為などでアカウント停止となったユーザーだ。もちろんメルカリ側も不正行為を増長する、アカウント売買をよしとはしていない。また、それは法律でも禁止されており、過去にはアカウントを不正取得・転売したユーザーは、私電磁的記録不正作出・共用の疑いで逮捕されている。メルカリアカウントの売買は避けたほうがいいだろう。

最後に紹介するのが「無在庫転売」だ。無在庫販売とは、メルカリに出品した商品が売れてから、ほかの通販サイトなどでそれを購入し、購入者に送ること。通販サイトで購入者の住所を入力しておけば、出品者は手間をかけずに手数料を入手できる。

無在庫販売を見分けるポイントはいくつかある。一般的にメルカリでは、商品の写真は素人が撮影するもの。ところが、中には明らかにプロが撮影したであろう写真が混じっている。

実際に無在庫販売と思われるアカウントをのぞくと、同じ商品を複数販売しており、すでに売れているものも多い。試しに出品されている商品名をグーグルで検索すると、メルカリでの販売価格がいちばん高いことがわかった。定価8532円の商品が、ある通販サイトでは2986円で売られている一方で、メルカリでは4000円で売られていたのだ。

「メルカリでは何でも安く手に入る」と思われるかもしれない。だが、同ケースのように通販サイトよりも高値で販売されていることだってある。

また、無在庫転売の場合、商品の発送までの日が「4〜7日」と遅めに設定されていることも多い。自分で商品を発送するわけではないからか、あるいは一度自分で受け取ってから再発送するために長めに設定しているのだろう。

■「高額な商品」をつかまされないために

もし無在庫販売かどうかを確認したければ、一度、グーグルで商品名を検索して最低価格を調べてみることをおすすめしたい。わざわざ高値で購入して転売業者に儲けさせる必要はない。

商品が本当に手元にあるのか確認したい場合は、「縫い目の状態/タグ/ファスナー部分を確認したいので、写真を見せてほしい」などとお願いするといいだろう。もし手元に商品が本当にあるのなら、応じてくれるはずだ。なお、メルカリでは手元にない商品や、取り寄せが必要な商品の販売は禁止されている。

必要なもの、不必要なものを自由に売買できるメルカリは便利だが、このような不正出品者がいることも知っておくといいだろう。

高橋 暁子:ITジャーナリスト

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