選考していて感じた「今の就活生」4つの共通点 終身雇用崩壊、人生100年時代が前提の就職観

東洋経済オンライン / 2019年7月12日 7時30分

6月の新卒採用選考の風景。採用活動のピークが過ぎた中、人事担当者は今年の就活生をどう見ているのか (撮影:尾形文繁)

6月も終わり、2020年卒生(現大学4年生、大学院2年生)の採用にメドがつき終了しているところが目立ってきました。当然、まだ予定数に届いておらず採用を継続している企業も多くありますし、通年採用に切り替えている企業もありますので、2020年の採用活動が終わったわけではありません。

しかし、もう来年(2021年卒生=現大学3年生、大学院1年生)の採用活動を始めている企業も増えていますので、この時点で、今年の採用活動で感じたことを振り返っていきたいと思います。

ただ、実際に採用を行っている企業の規模や、業界によって、感じることは変わる部分もあり、ここで書くことが必ずしも「今年の採用傾向のすべて」を表しているわけではありません。その点をあらかじめご了承ください。

■早くから活動している学生は行動力がある

私が感じたことをまとめると、

1. 早期から活動している学生は選考に強い
2. インターンシップが就職活動に与える影響はかなり強い
3. 人からの口コミの影響がどんどん大きくなっている
4. 「自分だからこその価値」を創りたがっている学生が増えている

ということになります。それぞれ解説していきましょう。

1. 早期から活動している学生は選考に強い

これは今年に限らず、毎年思うことです。早期から活動している学生と面談し、普段の行動を聞いてみると、そもそも行動力がある学生が多いと感じます。何か思いついたら、まずは動く、または動きながら考えるということを普段からしているため、失敗や成功を繰り返す経験の積み重ねが、他学生に比べ多いのです。

そうした経験を経ていることから、「自らが大事にしている価値観、自分が好きなこと、得意なこと」などが、より明確になっています。そして、「何か成果を手に入れたいときに、どうすればうまくいくか」、その考えを持っている人が多かったのです。

そうした学生たちは、自分を信頼しながら選考に挑んでいるように見えます。選考がうまくいかなかった場合でも、「俺はダメだ」「私はダメだ」と自分を責めるのではなく、自分の行動でよくなかったことを振り返って修正したり、自分に合わなかっただけだと割り切り、自分に合う会社に注力したりする印象があります。

早く活動する中で、すごい能力を持つ学生と知り合い、比較して自信をなくし、落ち込んで活動できなくなったという学生もいました。

しかし、そういう学生でも早く動いて時間に余裕があった分、友人をはじめとした周りの人たちとの触れ合い、情報収集、そして時間が過ぎることなどで心が落ち着き、このままではいけないと思い直す時間があったようです。そのため通常の企業の選考には十分に間に合い、比較的希望どおりの企業に内定をもらうことができているように見えました。

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