夏こそケチケチ!帰省や旅行に「一筆書き切符」 帰りのルートを変えると単純往復よりお得

東洋経済オンライン / 2019年7月30日 7時0分

夏休みの帰省や旅行は「一筆書き」切符でお得に行こう(写真:やえざくら/PIXTA)

5月9日公開の記事「電車賃を節約、切符の買い方『ケチケチ大作戦』」は大変好評をいただいた。この記事中では、東京から金沢に行くなら帰りは名古屋経由にして「一筆書き切符」にすることで、2000円弱安くなる方法を紹介した。これに対する驚きの声もあったようだ。

「一筆書き切符」は、出発駅からぐるっと1周して出発駅に戻るルートの片道切符を買うという一種の遊び心から生まれ、鉄道マニアに親しまれている旅の方法だ。

この方法はただの遊びになるだけではなく、乗車券代が数千円安くなったり、1往復分の料金で複数の場所へ旅行ができたりする大変お得な方法でもある。金沢だけでなく、さまざまな目的地で安くなるケースが存在する。

■方面別「夏のケチケチプラン」

そこで今回は「夏休み企画」として、一筆書き切符で乗車券が安くなるルートを、過去の記事(「特急料金、1駅ずらせば数百円も節約できる」)で紹介した特急料金の節約方法とあわせて試算しまとめてみた。大人1人の場合と、大人2人・中高生2人(学割20%オフ適用)の家族で往復する場合を出してみたので、家族旅行の場合もイメージしやすいだろう。

本稿を読んでいただくにあたっていくつか留意してもらいたいことがある。

●特急料金は基本的に繁忙期の指定席特急料金で計算した(自由席利用の場合はその旨記載)。

●一筆書き切符は単純な1周のルートだけでなく、A駅→B駅→C駅→D駅→B駅といった「6」の字のようなルートも可能だ。ただし、B駅→C駅→D駅→B駅→A駅のように1度通った駅を通過して到着地が1周からはみ出すと、はみ出した区間(上記ではB駅→A駅)は分割され、別の乗車券として発売される(その場合「連続乗車券で」と注文すれば、運賃は別々に計算されるが、1枚の乗車券にまとめてくれる)。

●運賃計算時は「営業キロ」を使って算出するが、地方交通線(時刻表路線図で水色の路線)などは「運賃計算キロ」や「換算キロ」による計算が必要となり、本記事の試算もこれらに基づいている。詳しくは時刻表の解説などをご覧いただきたい。

では、6つのモデルケースを見てみよう。

東京から青森県の弘前、秋田、山形県西部へ帰省・旅行する場合、往路は日本海側を通ると運賃・料金の合計がかなり安くなる。

弘前へ行く場合、東京から東北新幹線「はやぶさ」と特急「つがる」を利用して往復すると、乗車券1万8860円+指定席特急券1万6020円で、合計3万4880円かかる。冒頭で述べた4人家族の場合なら、学割を考慮しても交通費だけで13万1960円もかかる計算だ。

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