東京メトロ「謎の途中駅止まり」はどこへ行く? 「霞ケ関行き」「新宿行き」はその後どうなる

東洋経済オンライン / 2019年8月6日 7時30分

東京メトロ丸ノ内線の「新宿行き」電車(写真:hide0714/PIXTA)

東京メトロ丸ノ内線は7月5日から、従来は3両編成しか入れなかった方南町駅に6両編成の列車が入線できるようになった。同日行われたダイヤ改正では、それまで新宿止まりだった列車の多くが方南町まで延伸し、新宿が始発・終着の列車は減った。

今まで新宿駅で「当駅始発」の列車を狙って座って乗ろうとしていた人にとってはちょっと残念な改正といえるが、方南町からの直通が増えたことで、同駅や周辺エリアの人たちにとっては利便性が高まることになり、こちらの地域では歓迎されていることだろう。

■なぜ途中駅止まり?

ところで、これまで丸ノ内線の行先案内を見て、「なぜ新宿までなの?」と思っていた人も多いはずだ。「なぜ今まで方南町に行かなかったのか」は、6両編成の列車が同駅に入線できなかったからだ。方南町の1つ手前、中野富士見町行きの列車は以前から存在したが、これも地元の人なら「車両基地があるからだろう」と思いつく。

そうなると、とくに車庫があるわけでもない新宿行きは「?」となることは確かだ。丸ノ内線にとって、新宿駅は純粋な途中駅である。いかに新宿から、あるいは新宿までの利用が多いからといっても、「到着した後、その列車はどうなるのか」という疑問が湧く。

ほかの路線でも「そういえば千代田線には霞ケ関行きというのがあったよなあ」「日比谷線には六本木行きもある」「副都心線には新宿三丁目着発の列車もあるぞ」……と、さまざまな例が思い当たる。

途中駅止まりの列車は終点の駅に着いた後、どこに行くのかが気になるところだ。東京メトロに問い合わせてみた。

東京メトロによると、終端駅以外で列車の行先(終点)になっているのは、最寄りに車両基地がある駅、電車を停める留置線が設置されている駅、事故や故障などの際に折り返し運転をするための設備(反対方向の線路へ渡れるポイントなど)を設置している駅、だという。

丸ノ内線の場合、今年7月のダイヤ改正まで多くの「新宿行き」の列車は、新宿駅で乗客を降ろしたあと留置線に入り、進行方向を変えてまた新宿のホームに入線し、同駅始発の列車として乗客を迎え入れていた。

同線には新宿着発だけでなく、早朝や深夜に新宿三丁目で渡り線を使用して折り返す列車があるほか、中野富士見町と茗荷谷に車両基地がある関係で、出入庫のためにこれらの駅が始発・終着の列車もある。これらの列車に加え、新宿着発の列車も7月のダイヤ改正で減ったものの残っているため、丸ノ内線の「途中駅発着」列車は引き続き存在している。

■基地がなくても…

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング