お菓子をボーっと食べる人が見逃す健康リスク 一度、原料名をしっかり確認してみよう

東洋経済オンライン / 2019年8月27日 8時30分

健康意識の高い人も知らずに食べているかもしれません(写真:topic_kong/PIXTA)

砂糖や塩、小麦粉や油といった食材は、いまや食生活に欠かせません。しかし、それらの食品にまつわる真実は、あまり認識されていないのが現状です。実は、なじみ深い食材や食品には、思わぬリスクが潜んでいるのです。お茶の水健康長寿クリニックの白澤卓二院長が著書『「お菓子中毒」を抜け出す方法』から、お菓子選びのポイントをお伝えします。

■「超加工」が進むお菓子の原料

私たちが普段、口にするお菓子には、“不自然な食材”が多く使われています。

例えば、砂糖。砂糖の原料はさとうきび、ビートなどの植物で、甘みのもとはぶどう糖と果糖が結合したショ糖です。

キビ糖や黒砂糖など、自然のままに近い砂糖には、ショ糖以外にアミノ酸やミネラルが含まれています。そのため、独特の風味や味わいがあるのです。

一方、クセをなくして甘みを強め、不純物を取り除いた白砂糖には、ショ糖以外の栄養素は含まれていません。白砂糖は、「栄養価の低い食べ物」といっても差し支えありません。

また、私たちになじみのある甘味のひとつには、果物やはちみつに含まれている果糖があります。この果糖を精製したものが、「果糖ぶどう糖液糖」です。

果糖ぶどう糖液糖とは、トウモロコシ、じゃがいも、さつまいもなどのでんぷんを酵素などで反応させて作るもので、食品添加物のひとつです。果糖からぶどう糖に変化していることから「異性化糖」と呼ばれます。

そして、実はこの異性化糖の原料の大半は、アメリカなどから輸入した遺伝子組み換えトウモロコシが占めています。しかも、異性化糖の原料の場合は、原材料名に「遺伝子組み換え」の表示義務がありません。

つまり、普段から気をつけている人でも、異性化糖入りのお菓子を食べていると、知らぬ間に遺伝子組み換え作物を摂取している可能性が高いのです。

さらに、甘味でいうと、人工甘味料にも注意が必要です。人工甘味料は白砂糖の数百倍、数千倍の甘さがあり、近年では1万倍以上もの甘さを持つものも開発されています。

この不自然な食べ物には、リスクが伴うと私は考えています。実際、初期に開発された人工甘味料のズルチンやチクロは、中毒性、発ガン性、肝機能障害、催奇形性(胎児に奇形を生じさせる性質)など深刻なトラブルが指摘され、現在は使用禁止となっています。今、認可されている人工甘味料のなかに、こうしたリスクを抱えるものがないとは言い切れないのです。

そのほか、甘味以外でも、パンやケーキ、クッキーなどの材料に欠かせない小麦粉において、あまり知られていない真実があります。

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