お菓子をボーっと食べる人が見逃す健康リスク 一度、原料名をしっかり確認してみよう

東洋経済オンライン / 2019年8月27日 8時30分

言い換えれば、不自然な食べ物に対する上手なバランスのとり方が求められている時代なのかもしれません。

とはいえ、いくら完全に避けることが難しくても、やはり健康リスクが顕著な食品は避けたいもの。とくに注意したいのが、次の3つです。

1.異性化糖

「果糖ぶどう糖液糖」(異性化糖)は、老化を促す物質がつくられやすく、動脈硬化が進行しやすいため生活習慣病のリスクが高まります。長期間にわたって摂取しつづけると、脳卒中や心筋梗塞といった命にかかわる重篤な病気を引き起こす可能性もあります。

2.人工甘味料

政府や企業は、人工甘味料を摂取しても「血糖値が上がらない」「肥満しない」と太鼓判を押していますが、実際のところ人工甘味料を摂ると、肥満になり、糖尿病にもなる、という研究報告がいくつもあります。

例えば、ケンブリッジ大学の今村文昭博士らの研究チームは、これまでに報告された果糖飲料、人工甘味料入り飲料、フルーツジュースの摂取と糖尿病の発症に関する17件の観察研究の結果を包括的にまとめた論文を発表しました。

そのなかでは、果糖飲料、人工甘味料入り飲料、フルーツジュースを飲まない人とくらべた場合、糖尿病のリスクは、果糖飲料を飲んでいたグループで13%、人工甘味料入り飲料のグループで8%、フルーツジュースのグループで7%という結果となりました。

■糖質オフであっても……

つまり、人工甘味料は、不自然なものであるうえに、糖質オフであっても健康へのメリットはかなり疑わしいのです。

ダイエットや糖質制限に人工甘味料入り食品を奨める研究者もいますが、むしろ優先的に避けたほうがよいものだと思います。

3.植物性油脂

炎症を促すオメガ6系脂肪酸を過剰に摂っていると、体内に慢性的な炎症状態を起こしてしまいます。

慢性炎症は血管の動脈硬化、歯周病、認知症などの病気との関連が指摘されています。慶應義塾大学医学部の百寿総合研究センターが1500人の高齢者を対象に最大10年間追跡した調査によると、慢性炎症のレベルが高い人の生存率が年を追うごとに低下したのに対し、慢性炎症のレベルが低い人ほど生存率は上昇したことがわかっています。

お菓子には、よく「植物性油脂」という表示が見られます。植物性だから健康に悪くないと考えていると、そこに落とし穴があるのです。

どうすれば超加工食品を意識的に避けることができるのでしょうか。それはズバリ、食品に掲示されている原料名を確認することです。

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