ゴルフパートナーが大会主催まで乗り出す狙い アマでも参加できる大会で裾野拡大を目指す

東洋経済オンライン / 2019年9月23日 7時0分

予選会から出られる人数も多く、ダブルス戦は男女とも参加できて2人で予選に参加し、120組240人が出場でき、大会参加は1ラウンド。スクラッチ戦は男性のみ60人が出場して2ラウンド競技。日本全国から300人がツアーに参加できることになる。

■アマとの大会でイメージアップの狙いも

会見に同席した青木功JGTO会長は「プロゴルフの魅力は、迫力とホスピタリティー。女子は人気があるが、男子もできるんだというところを見せたい。ゴルフファンを増やしていきたい」と話した。昨年、片山晋呉がプロアマ大会でアマへの礼を失したという問題がクローズアップされた。試合数も女子に水をあけられている。男子ツアーとしては、試合数が増えることはもちろん、こうしたアマとの大会はイメージ回復の好機でもある。

同じく選手会長の石川遼は「初めての形式で、かなりツアーと違う雰囲気になると思います。(ゴルフパートナーは)初心者にクラブを1本プレゼントしていて、その総数は約15万人になったそうで、たくさんのゴルファーを生み出している。自分もゴルファーを増やしたいと思っているので、ぼくら選手がその(活動の)一部になることを楽しみにしています」とアピールした。

プロアマ大会というのは、前述したように大会前日に開催されるのが主で、主催者、そのクライアントを選手たちが「接待」する場。青木会長が言うホスピタリティーの1つでもある。プロは技術も含めてアマにアドバイスを送り、冗談を交わしながら和気あいあいと回るというのが通常のプロアマ大会だ。

だが、今回はそうした「遊び」の場ではなく、真剣勝負の場にアマが入るという形になる。アマも一応は競技という形をとる。ゴルフ規則では「アドバイス」は禁止されており、与えても求めても一般の罰(2罰打)となるのだ。

そう厳密に目くじらを立てることではないのかもしれないが、プロは賞金総額5000万円、優勝1000万円がかかるツアーの1試合。ルールはルールだ。プロの側、アマの側、双方で「どうしたらいいか」で混乱しそうなのだが。

アメリカツアーでは同様の形式の大会があり、出場経験もある石川は「選手によって考えが違うかもしれないですね。楽しもうと思う選手、楽しく回ろうという選手と、何とかこの試合の出場権をつかんだ選手というように、余裕がある選手とそうでない選手がいるのは十分考えられます。選手も試合なのでそうなって当然だと思います」と話し、プロには温度差ができる可能性がありそうだ。

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