ゴッドタン「弱者のために番組作る」笑いの流儀 犯罪歴発覚したEXIT兼近の出演強行した真意

東洋経済オンライン / 2019年10月20日 7時40分

過去の犯罪歴を明るみにされ、出演中止が相次いだEXITの兼近大樹さん。そんな彼の出演を強行した、「ゴッドタン」の思惑とは?(写真:テレビ東京)

週刊誌によってスキャンダルを報じられるのは、タレントにとって一種の試金石となる。その報道に対する世間の反応によって、普段は明らかになっていない潜在的な人気や好感度が浮かび上がってくるからだ。「有名だけど実はあまり好かれていないタレント」にとっては、たった1度のスキャンダルが致命傷になることもある。

「文春砲」という言葉が定着しだしてから、知名度だけはあるタレントが化けの皮をはがされるところを私たちは何度も目の当たりにしてきた。

その点、EXITの兼近大樹が週刊誌で過去の犯罪歴を報じられた一件では、むしろそのことによって彼がいかに多くの人に愛されているのかということが明らかになった。

■EXIT兼近の「売春あっせん問題」

『週刊文春』2019年9月12日号に掲載された「吉本ブレイク芸人EXITがひた隠す少女売春あっせんで逮捕の過去」という記事では、兼近が過去に女子高生の売春あっせんの容疑で逮捕されていて、罰金刑を受けたことと、現金1000万円が入った金庫を他人の自宅から盗んだ疑いで逮捕されたことが報じられていた。

記者に直撃取材を受けた兼近は、売春あっせんを行ったことは事実だと認めた一方、窃盗事件に関しては「事情聴取はされたが逮捕はされていない」と報道内容を一部否認した。(その後、10月4日放送の「爆報!THEフライデー」(TBS系)では、2度目の逮捕も事実として報じられた)

また、犯罪歴が明るみに出たことについて兼近は「正直うれしかった」とコメントした。いずれバレることなので自分から言いたいと思っていたのだが、所属事務所から口止めされていたため、公にすることができなかったのだという。

未成年の女性の売春あっせんに携わっていたというのは、社会的にはそれほど軽い罪ではないようにも思えるのだが、ネット上では兼近に対する同情的な意見の方が目立っていた。どちらかと言うと、タレントの過去の犯罪歴を暴くという『週刊文春』の報道姿勢に対して批判の矛先が向けられていた。

兼近は潔く過去の罪を認めていたし、相方のりんたろー。も彼のことを擁護していた。EXITは「チャラそうなのに実は真面目」というキャラクターを売りにしていた。とくに、兼近はもともと人一倍真面目で誠実さが感じられる発言が多かった。そういうところが支持されて多くのファンを獲得していたので、報道が出た後も人気は落ちることがなかったのだ。

通常、週刊誌などでタレントの犯罪絡みのスキャンダルが出た場合、テレビ出演が中止になったり、活動を自粛したりすることがある。だが、この件に関しては、過去の出来事だということもあって、どう判断すべきか白黒はっきりしないところがあった。各社それぞれに対応が分かれており、いくつかのレギュラー番組やイベントへの出演が中止になった。

■「ゴッドタン」がEXIT出演を強行した理由

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