「できない子」を伸ばす親に共通する1つのコツ ダメ出しでも、一方的に教えるのでもない

東洋経済オンライン / 2019年11月9日 7時55分

できない子どもが、できるようになるための、たった一つの法則とは?(写真:takasuu/iStock)

なぜうちの子は、ほかの子よりうまくできないのだろう。
どうしてこんな簡単なことが、理解できないのだろう。

そう思うことはないでしょうか? そんな親御さんに知ってもらいたいのが「子どもができない理由を考える」という方法です。

教師として赴任する先々でソフトテニスのチームを16回の全国優勝に導き、勉強ではクラス全員の「できない」を「できる」に変える指導をしている先生がいます。

『勉強したがる子が育つ「安藤学級」の教え方』や『小学校6年生までに必要な作文力が1冊でしっかり身につく本』の著書がある安藤英明先生に、できない子どもが、できるようになるための、たった一つの法則を伺いました。

■子どもが「できない理由」を考えたことはありますか?

スポーツの秋ですね。野球にサッカー、テニスなど、いろんな場所で大会が開かれ、選手たちが奮闘する姿が見られます。

そんなとき、とても残念に感じるのが、指導者や親御さんからのゲキが飛ぶシーンを見るときです。

「どうして大事なところでミスするんだよ!」

「ちゃんと集中して、サービスを入れろ!」

そんなふうに、選手を叱っている指導者や親御さんを見るといつも悲しい気持ちになります。

「ミスしたくてしている子どもなんて一人もいないのに……」

そう思うからです。子どもにしてみれば、

「どうやったら、ミスしないようになれるの? 先生、教えてよ!」

と叫びたい気持ちだとも思います。

私は38年間、小学校の教員をしてきました。また、これまで監督・コーチとして、小中高のソフトテニスで16回もの全国優勝を経験しました。私が住む北海道は冬が長く、年間練習量は強豪校の半分も取れません。田舎の小学校では、団体戦に出る人数がギリギリのこともあります。

それでも毎年のように全国大会で活躍する選手たちを見て、「何か、特別な指導をしているのですか?」と聞かれるのですが、いつも「子どもができない理由を考えて、それを取り除いてあげるだけですよ」と答えます。

子どもができない理由を考える。

たったこれだけのことですが、この方法は、スポーツでも勉強でも、あらゆる場面で応用できる法則だと感じます。

例えばソフトテニスの場合。ラケットの真ん中にボールが当たらない子がいたら、「真ん中に当てろ!」と叱るのではなく、「どうして真ん中に当たらないのかな?」と考えます。

ひょっとしてその子は「真ん中」の感覚がわからないのかもしれない。そう気づいたら、ガットの真ん中に穴を開けたラケットを使って練習します。ボールがその穴を素通りしたら、真ん中に当たっているというわけです。こうすれば、子どもはすぐにボールを真ん中でとらえる感覚がわかるようになります。

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