堀江貴文「日本人はカネに目がくらみすぎだ」 二束三文で“人生"を売り渡さない考え方

東洋経済オンライン / 2019年11月14日 7時30分

(写真提供:朝日新聞出版)

日本初の民間ロケットの打ち上げに成功、和牛ビジネスのプロデュースなども手がける堀江貴文氏。さまざまなイベントや、ゴルフやトライアスロンなどの趣味に国内外を自家用ジェット機で飛び回る堀江氏は、スキマ時間に触るスマホで仕事の指示を送っている。

「いかに時間を使わずに多くのものを生み出し、効率よく世の中に伝えるか」を徹底する堀江氏の「時間術」とは?堀江氏が何よりも大切にする「時間」だけをテーマにした初の著書『時間革命』から一部を抜粋・再構成して紹介します。

「もう少しお金に余裕があれば、自分がやりたいことに没頭できるんですが……」などと言っている人がいる。

お金がないから仕事時間を増やすしかない。働いている時間が長くなるから、どうしても自分のための時間が取れない、というわけだ。

ここからもわかるとおり、多くのビジネスパーソンにとって労働とは、「時間をお金に換える行為」になっている。だから、「お金さえあれば、労働(=時間の切り売り)をしなくてよくなるはずだ」という発想になるのである。

■働く=何かをじっと我慢すること?

「働き方改革」が論じられる際に、すぐに「残業時間をどう減らすか」といったことがテーマになる背景にも、労働=就業時間という労働観があるのだろう。

しかし、働くとは「何かをじっと我慢すること」ではない。本当は家でダラダラしていたいのに、頑張ってオフィスにきて、一定の時間をおとなしく過ごした“ご褒美”としてお金がもらえているとでも思っているのだろうか。

なぜこうなるかといえば、お金の本質がわかっていないからだ。お金というのは単なるツールにすぎない。それなのに、お金そのものに価値があるかのように思い込んでいるから、貴重な時間をお金に換えてしまう。

2万円を「2万個のパチンコ玉」に換金するのはもったいないとわかる人でも、日給2万円のアルバイトには魅力を感じてしまう。

本当にあなたの1日には、現金2万円分の価値しかないのだろうか? 「そうです」と答えてしまう人は、価値観がかなり歪んでいると思ったほうがいい。お金の価値を高く見積もりすぎだ。

世界的に見ても、日本人はお金に目がない。

家計資産に占める「現金・預金」の比率で見ると、アメリカは13.1%、ユーロ圏で33.0%なのに対し、日本は先進国の中でも断トツの1位(52.5%)だ (日本銀行「資金循環の日米欧比較」2018年より)。

また、日本でいつまでも電子マネーが普及しないのには本当にウンザリさせられるが、邪魔をしているのは、技術的な問題以前に、こういう「拝金主義」だろう。

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