年末調整で絶対「損しない」ために知るべき要点 いまさら聞けない「3大控除」教えます

東洋経済オンライン / 2019年11月15日 7時45分

面倒と思われる年末調整ですが、漏れなく控除を受けるにはどうすれば? 会社で受ける人も多い、3つの所得控除について解説します(写真:artswai/PIXTA)

今年も会社から「年末調整の申請を」と言われる時期になりました。でも「ややこしくて面倒……」と放っておいたり「またいつもの保険の紙を提出するだけ」と考えていませんか? 

年末調整はうまく活用すれば、払った税金が返ってくるお得な制度です。今回は3大トピック①配偶者(特別)控除、②扶養控除、③保険料控除の申請のコツを『自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和2年3月16日締切分』からご紹介します。

■まずは年末調整で税金が返ってくる仕組みをおさらい

今回は、年末調整の中でも受ける方の多い、①生命・地震保険料控除、➁配偶者控除・配偶者特別控除、③扶養控除について解説していきますが、その前に、税金が安くなる仕組みについて押さえておきましょう。

税金を安くする制度(控除)には、大きく次の2つがあります。

●所得控除(しょとくこうじょ)
●税額控除(ぜいがくこうじょ)

所得控除とは、給料で得た所得から引いて、税金を安くできるものです。この関係がわかりやすいように算式で書いてみると、こうなります。

(給料から得た所得-所得控除)×所得税率=自分にかかる税金

ちなみに、所得控除によってどれぐらい節税できるのかというと、大まかな計算ですが、例えば所得控除が10万円、所得税率が10%なら、「10万円×10%=1万円」ということになります。今回解説する3つの控除はこの所得控除です。

一方、税額控除というのは、自分にかかる税金そのものを丸ごと下げる控除です。有名なのが住宅ローン控除ですが、この控除を初めて受ける年には確定申告が必要になります。年末調整で受けられるのは控除を受けた2年目以降です。

税金との関係を簡単な算式で書くとこうなります。

自分にかかる税金-税額控除=自分が納める税金

例えば、自分にかかる税金が10万円、税額控除が9万円であれば、“自分が納める税金”は1万円になるといいうことです。

所得控除も税額控除も、多ければ多いほど、税金が安くなります。したがって、漏れなく控除を受けることが節税のコツです。まずはこのことを押さえておきましょう。

税金の仕組みを簡単に解説したところで、これから会社で受ける方の多い3つの所得控除について解説していきましょう。まずは生命保険料控除と地震保険料控除からです。

■控除その1 生命保険料控除と地震保険料控除

これらの控除を受けるためには、会社に「保険料控除申告書」と、保険会社から送られてくる「保険料控除証明書」を提出する必要があります。

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