「人事に嫌われた社員」が昇給・出世と無縁な訳 あなたの悪口は人事にすべて筒抜けだ

東洋経済オンライン / 2019年11月18日 17時0分

自分のポジションや給与が上がらないと不満に思っている人に欠けている観点とは?(写真:xiangtao/PIXTA)

人事コンサルタントとして、1万人以上のビジネスパーソンの昇格面接や管理職研修を行い、300社以上の企業の評価・給与・育成などの人事全般にたずさわってきた西尾大氏による連載。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

■人事の目を意識していますか?

あなたは、現在の自分の評価やポジション、給与などに満足していますか?

このような悩みはないでしょうか。

「高い業績をあげているのに、会社から評価されない」
「実力と給与が見合わない」
「自分ではなく、○○が昇進するのが納得できない」

私はこれまで1万人以上のビジネスパーソンの昇格面接や管理職研修を行い、300社以上の企業の評価・給与・育成などの人事全般に携わってきました。そして、多くの方々から上記のような不満や悩みを伺ってきました。

評価されない、給与が上がらない、昇進できない。これらのケースの場合、その理由はさまざまですが、実は多くの人が気づいていない盲点があります。

それは「人事の目を意識しているか?」ということです。評価、給与、昇進・降格を決めるのは、あなたの上司だけではありません。経営陣だけでもありません。そこには多くの場合、「人事の目」が大きく影響しています。

人事は、成果や業績だけを見ているわけではありません。勤務態度、日頃の言動、出勤時間、就業規則の遵守、会社の理念に沿った行動など、その視点は多岐にわたります。それらを経営者や管理職に伝えることが、人事の重要な役割なのです。

あなたが「思うような評価や給与を得られない」「昇進できない」といったことで悩んでいるのなら、「人事的な観点」が抜けていることに原因があるのかもしれません。

人事担当者や人事部門に対して、「細かいことにうるさい」「面倒くさい」「うさんくさい」「秘密を握ってそうで怖い」「何をしているのかわからない」といったイメージを持っている人は多いと思います(本当はそうとは限らないのですが……)。

しかし、たとえそう思っていたとしても、人事とはうまく付き合ったほうがいいでしょう。媚びを売る必要なんてありませんが、少なくとも「敵」に回すことだけは避けるべきです。なぜなら、人事を敵に回しても何もいいことはないからです。

例えば、重要なポジションが空いて、誰かを抜擢する際には、人事がリストをつくります。その際に、たとえ営業成績はトップでも「協調性を欠く」「就業規則を守らない」「部下の育成を行わない」といった社員は、人事では「問題社員」と見なして、リストから外すことがあります。

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