「学生に勧めたい大手企業」ランキングTOP100社 449大学のキャリアセンター担当者が選ぶ

東洋経済オンライン / 2019年11月30日 7時30分

大学のキャリアセンターの担当者が「学生に勧めたい大手企業」ランキング。1位にはANA(全日本空輸)が選ばれた。

大学3年生の就活はこれから本格化する。すでに夏休みのインターンシップが終わり、これから冬休みのインターンシップが始まる。就活のスケジュールは3年生の3月に企業の広報活動が解禁になり、4年生の6月から選考が始まる。このスケジュールは見直される可能性があるが、政府としては現在の1年生まで継続したいようだ。

■大学3年生の就活が本格化

学生の就職状況は売り手市場が続き、企業の採用意欲は高く好調だ。とくに少子化が進み、大学卒業生数も年々減っているため、学生は企業を選べる恵まれた環境にある。大学通信が大学へのアンケートから集計した実就職率(就職者数÷<卒業生数-大学院進学者数>×100)を見ると、よりはっきりする。

今年の大学の学部卒業生の平均実就職率は89.5%でほぼ9割に達し、8年連続で伸びている。一方、リーマン・ショックによる就職氷河期により、最も厳しかった2011年学部卒業生の平均実就職率は73.7%だった。この8年で15.8ポイントもアップしている。

各大学が就職支援に力を入れ始めていることも、実就職率アップの底上げに貢献している。早期からのキャリア教育、学生への企業紹介など、さまざまなサポートを行い、実就職率をアップしている大学も少なくない。

ただ、その状況も変化してきている。企業の採用支援を行っているワークスジャパンの清水信一郎社長は「以前の就活では、大学でのガイダンスを受けてから就活にのぞみ、キャリアセンターもサポート力を発揮していたが、今は、ガイダンスの前にインターンシップに参加している。早くから企業情報も集めているため、学生のほうが企業に詳しい状況も出てきている」と言う。

そのキャリアセンターにアンケート調査を実施し、449校から回答があった。その中で学生に人気の業種を5つ聞いた。1位は公務員の54.4%、次いで食品とサービスがともに35%、以下、教員、銀行、商社、情報の順となった。昨年2位だった銀行が5位に落ちている。

メガバンクが採用者を減らしていることに加えて、地方銀行の経営状況が厳しいことも影響している。そのため地元就職を考える学生は、公務員を志向する傾向が強くなっている。教員も公立校の教員になれば地方公務員だ。国公立大の教員養成系学部は全国に設置されていることもあって人気が高い。

■1位全日空、2位JR東日本、3位日本航空

アンケートでは、「学生に勧めたい大手企業はどこか」も調査している。それをまとめたのが「学生に勧めたい大手企業ランキング」だ。6社連記で記入してもらい、1番目に書いてある企業を6ポイント、2番目を5ポイント、3番目を4ポイント、3、2、1……として集計した。

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