43歳男が「マンションが欲しい彼女」と別れた訳 愛だけではどうにもならない"深い溝"

東洋経済オンライン / 2019年12月14日 10時0分

婚活がなかなか終わらない、実らない。そんな男女のリアルとは?(写真:筆者撮影)

もはやルーティンのように、延々続く婚活生活。結婚したい男女は山ほどいるのに、どうしてこんなにもパズルが合わない? 独り身は自由きままだけれど、それでも既婚者バッジをつけたい。そんな決意を胸に、婚活アプリを開いては“イイね”ボタンを押す通勤電車。

そんな、独身者たちにお話を聞くシリーズ『僕/私たちの婚活は今日も終わらない』。婚活中のライターが、取材先との対話を通して、婚活の実情を伝えていきます。

■家庭菜園が趣味、関西弁の佐藤さん

今回登場するのはフリーカメラマンの佐藤さん(43歳、仮名)。身長168㎝の中肉中背、デニムのパンツ、青いチェック柄のシャツにカジュアルなジャケットをさらりと羽織る。年齢よりも若く見える彼は、明るい人柄でノリも抜群。筆者と初めて会った日も、関西弁で場を盛り上げてくれた。そんな佐藤さんの趣味は家庭菜園だという。

「実家の庭が荒れていたので、きれいにしたんです。そこにスペースができて、せっかくなので大根やニンジンを育ててみたら、思いのほかはまって」。普段は仕事に忙殺されている佐藤さんだが、土をいじっている時間は無心になれるという。YouTubeで育て方を検索し、今では春菊やししとうなどバリエーションも増やしているそうだ。

佐藤さんの家族は父親がすでに他界。結婚した兄は遠方に住み、高齢の母親は病気を患いながら、どうにか杖で歩けるレベルとのこと。結果論だが母親が体を動かすきっかけになればと、家庭菜園の水やりなどお願いしている。「別に枯れてもいいと思っています。母が何か動くきっかけになればと」。

そんな母親思いの佐藤さんには40歳のころ、結婚を考えた彼女(35)がいた。「仕事先で知り合った事務員さん。美人で明るくてよく喋る人でした。僕も活発なタイプだし、2人でいると他愛もない会話がとにかく楽しかった」。

年齢的にもお互い結婚を意識していたという。

しかし付き合って3、4カ月経った頃、徐々に彼女のネガティブ思考が気になるように。

「彼女はなんでもマイナスに捉えるんですよ。私は仕事が遅くてもう無理だとか、結婚話が出ても子どもができなかったらどうしようとか……とか」

一度スイッチが入るとネガティブ発言が止まらなかったという。

また佐藤さんを困惑させたのは、マンションへのこだわりの強さだった。

「どうしてマンション持ってないの? これからどうやって生活するの?と問い詰められていました。僕はフリーランスだし、すぐには買えないと説明しても、そんなんでどうするの? 心配じゃないの?と言われてしまう。それなら2人で頑張ってお金を貯めればいいんじゃない?と提案しても、私はそういうことはあまりしたくないし、私は月10万くらい稼げば十分だと。マンションが買えないのは僕の年収が低いせいだと言われるんです。

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