スペック高めの46歳婚活男性がなぜ未婚なのか 親の考え方も「老い」とともに変わってしまう

東洋経済オンライン / 2019年12月26日 10時20分

スペックが高い男性でも、中年になると結婚が難しくなっていくのはなぜなのか(写真:Kazpon/PIXTA)

お見合い写真を交換すれば、それで結婚が決まっていた昔とは違い、ネット婚活ができる現代は、200回も300回もお見合いをしている人たちがいる。

仲人として婚活現場に関わる筆者が、毎回1人の婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、お見合いを300回したがいまだ未婚の男性の体験から、「なぜお見合いを繰り返しても、結婚に結び付かないのか」について考えてみたい。

■婚約まではたどり着くのに、結婚には至らない

「これまでの約10年で結婚相談所を3カ所渡り歩き、300回近い見合いをしてきました。その中で、結婚が決まりそうになったことも3回ありましたが、どれも直前になると話が壊れて、結婚に至ることができませんでした」

婚活相談にやってきた、米村隆一(仮名、46歳)は、言った。身長は170センチを越えていて高く、清潔感のある顔立ちで、体型も年齢相応だ。聞けば有名私大を卒業後、上場企業に就職をし、年収も800万円近くあるという。見た目や兼ね備えている条件においては、結婚できない要素は何も見当たらなかった。

「20代の頃は、“そのうち結婚できるだろう”と高をくくっていました。でも、あっという間に30歳になり、35歳を過ぎても1人だったので、慌てて結婚相談所に入りました。それでも結婚ができない。いいところまで行くのにダメになってしまうんです。何か僕に問題があるのでしょうか?」

こう言うと大きなため息をつき、ダメになった3人の女性の話をし出した。まずは、親御さんに会った直後に態度が急変した女性の話から始まった。

「アラフォー女性でした。真剣交際に入って間もなくのこと、彼女の親御さんが地方から東京に遊びに来ると言うんです。いい機会だからと、親御さんと彼女と僕の4人で食事をすることにしました」

レストランの個室を取り、簡単なコース料理で会食をした。値段は平均よりもやや高めのお店だったが、そこの会計は女性の親御さんが支払ってくれた。

「僕は値の張るお土産を持っていったし、あちらのお父さまがスマートに会計を済ませてくださったので、遠慮なくご馳走になりました。そこから近くのホテルに移動して、ラウンジでお茶をしながら、今後の結婚に向けて具体的な話をしたんです」

しかし、その会食を終えた数日後に、彼女が、「やっぱり結婚は取りやめにしたい」と言ってきた。

「どうして態度が急変したのか、彼女の心変わりがわからなかった。あれこれ理由を自分なりに考えたんです。“親御さんが、僕を気に入らなかったのかな”とか、“最後のホテルのラウンジのお茶代を割り勘にしたからかな”とか。その日、親御さんに僕の会社の名刺を渡していたんですが、後日、お渡ししたお土産が、『これはいただかないほうがいいと思います』という手紙とともに、会社に送り返されてきた。いらないなら、捨ててくれたらよかったのに」

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