3月ダイヤ改正、JRのどんな車両が引退するのか 新幹線から普通列車まで全国総チェック

東洋経済オンライン / 2020年1月8日 7時10分

東海道新幹線から姿を消す700系(写真:Keiji "tekito" NISHINO / PIXTA)

2020年3月14日、JRグループのダイヤ改正が行われるが、これに合わせて引退が予定されているJRの車両がある。

昨年3月のダイヤ改正では中央線の特急「あずさ」「かいじ」の車両交代のため、E257系が撤退したほか、広島地区では113系や115系などの国鉄型の電車が全面的に撤退し、新型車両の227系に統一されたことが話題となったが、今回のダイヤ改正ではどんな車両が引退するのだろうか?

■一時代を築いた新幹線が東海道から引退

●東海道新幹線(JR東海)700系

東海道新幹線では、「のぞみ」の2世代目の車両として使用されていた700系が引退する。

700系は、東海道新幹線での時速270km運転と山陽新幹線での時速285km運転に対応しつつ、製造コストの抑制を図った車両で、1997年に試作車が登場、1999年に量産車が登場して営業運転が始まった。700系では客室設備の位置を初代「のぞみ」の300系とそろえることで、ダイヤ乱れなどの異常時でも車両の差し替えに対応できるなど、スピード・コスト・運用面でバランスの取れた車両だった。

すでに定期列車からは退き、臨時「のぞみ」で最後の活躍をしているが、臨時「のぞみ」に使用される機会すら数少なくなっていて、ダイヤ改正を前にして2020年3月8日にラストランが予定されている。

今回、700系が引退することで、東海道新幹線では全列車が時速285kmに対応したN700Aタイプに統一され、速度がそろったことで、「のぞみ」の増発にも貢献する。車内設備では全列車に喫煙室が設置され、座席の近くにあるコンセントの数も増えてパソコンやスマートフォンの充電にも苦労しなくなる。利用者から見て700系の引退を歓迎するべき点もある。

だが、N700系以降の車両に比べると700系は窓が大きく、長い間車窓を眺めていても疲れにくいのが魅力だった。また、C編成と呼ばれるJR東海の700系と、B編成と呼ばれるJR西日本の700系では座席の色が異なるなど、ささやかな個性の違いも鉄道ファンには魅力だったが、N700系では車体にある「JRマーク」などの標記の違いにとどまり、その点でのたのしみは半減する。

なお、山陽新幹線では700系早朝・深夜の「ひかり」に700系が使用されているほか、JR西日本の700系7000番代「レールスター」はダイヤ改正後も引き続き使用されるので、関西以西では引き続き700系が活躍する。

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