いつも足が痛い人がやりがちな靴のNGな選び方 「靴底・中敷き」からわかる歩き方の悪いクセ

東洋経済オンライン / 2020年1月24日 7時40分

自分の足に合った靴を選べていますか?(写真:Graphs/PIXTA)

シニアになっても自分の好きなときに好きなところへ行ける。心も体も寝たきりにならないためには、まずは自分の足を知り、足をいたわるところからスタートしましょう。毎日が、どんな状況にあろうと、私の体を支えてくれる足。その足がどれほどの仕事をしているかをご理解いただければ、きっとみなさんもいたわりの気持ちを持たれることでしょう。拙著『転ばぬ先の"足"』の一部内容を抜粋しお伝えします。

仮に体重が50kgとしましょう。立っているとき、この体重はすべて足に加わっています。それだけではありません。足は同じだけの重さで地面から押し返されています。これを「床反力(ゆかはんりょく)」と言います。さらに「歩く」とは、今いる場所から別の場所への移動です。移動とは、速度を加えるということ。速度とは、パワーです。

歩くと、ただ立っているときよりも、足への荷重は増します。その力の量は、どのくらいなのでしょうか。アメリカのペドーシスト(足装具士)が集まる協会が調査したデータによると、ゆっくりと歩行した場合で、足に加わる重さは、体重の20%増。体重が50kgの人が、ゆっくり歩くと、足には60kgの重さが掛かるのです。

■靴が教えてくれること

かかとが、こんなに減っている! 靴の中が黒くなってしまった……。慌てて修理屋さんに走ったり、雑巾でゴシゴシと靴の中を拭いたり。そのような経験をされていると思います。実は、この減りや汚れが、あなたの足の全体像を見るための道標です。

毎日、履いて歩いている靴は、あなたのアーチ(ドーム状になっている足の骨の構造で、これがバネのように機能し、歩行を助けます)の状態だけでなく、どのように歩いているかも映しているのです。とくによく映しているのが、底、甲、それに靴の中に敷いてある「中敷」です。では、みなさんの靴から何が読み取れるのでしょうか。

■靴底からわかること

まず、地面と接している靴底です。

①かかとの外側が極端に減っている

正常歩行でも、かかとのやや外側が減りますが、極端に外側が減るのは、足首が外側に傾いた状態で着地していることを示しています。原因は、アーチの機能が低下し、かかとの中央で着地できなくなっているからです。また、ハイ・アーチ気味で、歩くときに足が外側に倒れている場合も、こんな減り方になります。

②かかとの内側が減っている

これも、アーチ機能の低下が原因です。低下によって、かかとの正常位置で着地できず、足が内側に倒れ込み、その結果、かかとの内側での着地になり、かかとの内側が減るのです。

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