「仕事と家事育児」で倒れそうな母がすべきこと 「自分を後回し」にする人に欠けている視点

東洋経済オンライン / 2020年3月16日 7時45分

「自分」は後回しになっていませんか? (写真:つむぎ/PIXTA)

新型コロナウイルス対策として、政府は小中高の臨時休校を打ち出し、子どもを持つ親たちの間では大きな動揺、混乱が広がった。その対応に苦慮する「働く母親」がクローズアップされたことで、「子育ては主に母親が担う」とする古き社会規範もまた改めて浮き彫りになった。働く女性は「仕事」「家庭」優先が当然、「自分」は後回しでもやむをえないと女性自身が受け入れてしまっているケースも少なくない。自らもワーキングマザーである人材育成コンサルタントの清水久三子氏に、こうした女性が抱える悩みと打開策を聞いた。

■女性はある日生活が一変する

私はこれまで時短や効率化といったテーマで何冊か本を出しています。男女双方に向けて書いていますが、とくに女性からの反響が大きく、やはり子どもができてからの悩みは多いようです。

私自身、子どもができてから生活はだいぶ変わりました。それ以前はひたすら「仕事」を選ぶ日々で、コンサルタントをやっていた頃は終電後にタクシーで帰るのも珍しくありませんでした。その生活が一変したのは出産後のことです。

それまでは私も夫もそれぞれが自由に仕事をしていましたが、夫が育休を取るのは現実的に難しかったので、どうしても私が育児に時間や労力を割かなければならなくなりました。

育児は、四六時中「人の時計」で動かされるようなものです。自分で時間を自由に使えずストレスがたまります。また子育て中は思いどおりにならないことも多いですから、不機嫌になることが増えました。多くのワーキングマザー(ワーママ)さんたちにも、身に覚えがあるのではないでしょうか。

●出産を機に習い事を始めた理由

ところで私は今、カメラや料理、フラワーアレンジメントといった習い事をいくつもしています。「子どもが生まれたのに、よく続けることができましたね」と感心されることもありますが、実はそうではありません。これらの趣味は「子どもが生まれても続けてきた」のではなく「子どもが生まれた後に始めた」のです。

非常識に聞こえるかもしれませんが、そこには私なりに理由があります。

というのも、母親が不機嫌になると、家庭が暗くなることに気づいたからです。私はあるとき「自分が上機嫌でいないとこの家は成り立たない」と悟りました。思い上がりに聞こえるかもしれませんが、私の機嫌が家族に与える影響が大きいというのは、よく夫からも言われますので、客観的にも一理あると思います。

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