AI女子駅員が大活躍「高輪ゲートウェイ」の衝撃 駅名表示を明朝体にしたのは「あの人」だった

東洋経済オンライン / 2020年3月16日 7時5分

山手線30番目の新駅として開業した高輪ゲートウェイ駅(撮影:尾形文繁)

3月14日、全国のJRでダイヤ改正が行われた。最大のトピックスの1つは、高輪ゲートウェイ駅の開業だ。山手線と京浜東北線が停車し、山手線で30番目、京浜東北・根岸線では47番目の駅である。

同駅は建設中の様子がたびたび報道公開されてきたが、開業直前の状況が3月9日に報道陣に公開された。駅周辺ではまだ工事が行われていたが、構内にはさまざまな標識や自動販売機も設置され、開業を待つばかりの状態だった。

■駅名の看板は明朝体

駅構内に足を踏み入れると、ガラスの壁や白い天井膜から自然の光がさんさんと注ぎ込む。照明がついていないにもかかわらず十分明るい。

この日の都内の最高気温は20度で、外は汗ばむほどの陽気。だが構内は涼しい。天井には熱反射率の高い白膜が使われ、屋内温度を下げることができるという。風がさっと吹いた。「自然の風です。建物に風の通り道を作りました」と、JR東日本の担当者が説明してくれた。

屋内から見上げた天井は、まるで木枠に紙を貼った障子のようだ。柱には木材が使われ、床も木目調。和のイメージが強調されている。

駅名が書かれた看板も見慣れたゴシック体ではなく、明朝体だった。これも和のイメージを醸し出す。「駅をデザインした隈研吾氏の意向」(JR東日本)だという。

しかし、デザインが和風であっても、駅のコンセプトは間違いなく「未来」である。駅のあちこちに新技術が取り入れられているのだ。おそらくは、この駅で培われた新技術がJR東日本の各駅へ展開されていく。

順を追って見ていこう。まず、改札口。中央には見慣れない形状の自動改札機が設置されている。

これは「タッチしやすい改札機」を目指し、多くの駅で使われているJR東日本メカトロニクス製の自動改札機「EG20」を改良したものだ。車いす利用者や子どもにもタッチしやすいように、ICカードタッチ部とモニター部を斜めに配置した。

傾斜角は約60度で、大人も歩いたまま、より自然な形でタッチできる。期間限定で実証実験を行い、利用者の改札通過への影響を調べる。この自動改札機にはQRコード読み取り機が設置されており、QRコード読み取りの実証実験も行われる。

■コンビニは無人決済

改札口を抜けると、左側にコンビニがある。これは無人AI決済店舗「TOUCH TO GO(タッチトゥゴー)」で、JR東日本とシステムコンサルティングを行うサインポストが共同で実施するベンチャー事業だ。

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