「子どもを叩きそうな自分」に気づき止める方法 時間に追われ追い詰められる親たちへ

東洋経済オンライン / 2020年3月23日 9時55分

子育てと仕事の板挟みの中、ストレスで子どもに手を上げてしまいそうに……(写真:sharpner/PIXTA)

2017年、日本でワーキングマザーの割合が初めて7割を超えました。ただ多数派になったとはいえ、子育てと仕事の両立に悩む母親は少なくありません。家事育児に仕事がプラスされる中、母親のストレスが子どもに向いてしまうことも少なくないかもしれません。

自身もワーキングマザーであり、『こんなときどうしたらいいの? 感情的にならない子育て』著者の子育てアドバイザーの高祖常子さんに、「子どもと作り上げていく前向きな子育て」について聞きました。

■仕事帰りのママはいっぱいいっぱい

先日の夜、仕事帰りの19時半過ぎにコンビニを通りかかったときのことです。子ども2人をママチャリの前後に乗せながら「もういい、一生宿題しなくていいから!」と叫んでいるスーツ姿のママに遭遇しました。

仕事終わりに子どもを学童からピックアップして、急いで帰って夕飯の準備をしなければ、という慌ただしいタイミングだったのかもしれません。学童で宿題をしてこなかった子どもに腹を立てて、思わず叫んでしまったのかも……?と想像しました。

私自身も働くママでしたから、心の涙があふれるようなママの叫び声を聞きながら、とても切なくなりました。

育児のポータルサイト「こそだて」(2018年)によると、パパの帰宅時間のトップは22時以降(21.4%)、19~20時が2位(20.0%)でした。22時以降の帰宅時間では、すでに子どもを寝かしつけた後。20時近い場合は、ご飯を食べ終えて、お風呂に入ったり、入り終えているころだと思います。

ひとりに育児が集中するいわゆる“ワンオペ育児”により、疲労とストレスが限界までたまっているというママも少なくないでしょう。

私がこれまでに聞いたママたちの声にはこんなものがありました。

「本当は叩きたくないのですが、新たな育児の問題が出てくるたびに、それがずっと続くような不安にかられ心に余裕がなくなり、(子どもを)叩いてしまうことがあります。そして叩いてしまったり激しく怒った後は大きな自己嫌悪の波が襲ってきて、私自身ぐったりしてしまいます」

「日常的に同じことで繰り返し注意をされても直らず、短時間に3回以上同じことをした場合、次やったら叩くと宣言したのち、子どもが守らない場合のみ叩いています」

「叩くときは、ご飯で遊んだときに手を叩くだけです。でも時には必要だとも思う。痛みを知ること、叩かれるということが嫌なことと感じることも子どもにとっては必要なのではとも思います。ただ、そのことがお友達を叩いてはいけないとかにつながるかというと、そこはわかりませんが。理想は怒らず冷静に言い聞かせてわからせたいけど実際は難しいですね」

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