「ニセ医学」にだまされる人がハマる落とし穴 ウソ情報に振り回されないための7箇条伝授

東洋経済オンライン / 2020年3月28日 17時30分

「意識高い系」がニセ医学にハマってしまうのはなぜなのでしょうか(写真:art159/iStock)

近年、SNSなどで誰もが気軽に情報を発信できるようになり、巷には「ニセ医学」が蔓延しています。例えば、「ワクチンを打つと自閉症になる」「アトピーでステロイドを使うのは危険」など、標準医療を否定して、医学的には根拠のない、矛盾だらけのトンデモ健康法を吹聴するのです。

知らず知らずのうちに身近なところへと忍び寄る「ニセ医学」に惑わされないための心得を桑満おさむ氏の著書『”意識高い系”がハマるニセ医学が危ない!』より紹介します。

■みんな「コラーゲンでお肌プルプル」にダマされてる!

身近なところでいえば、「コラーゲンでお肌プルプル」というのもニセ医学。確かにコラーゲンは人間にとってとても重要な成分であり、肌の弾力を支える成分の1つです。しかし、コラーゲンを摂取しても、体の中でコラーゲンとは似ても似つかない物質にまで分解されてしまいます。中には「私は効果を感じている!」という人もいるかもしれません。

しかし、その実感は、おそらくプラセボ(偽薬)効果でしょう。プラセボというのは、効き目のある成分は何も含まれていない「偽」の「薬」です。「肌がいつもよりプルっとしてる気がする!」と言っている人がいますが、これなども、まさしくプラセボ効果だといえます。

効果がないものを売ってもよいのかと疑問に思うかもしれませんが、事実、コラーゲン食品の宣伝をよく見てみると、「たるみが治る」「肌が若返る」など、直接的に効果効能をうたってはいません。きれいな女性が出てきてコラーゲン食品をとったあと、肌を触りながら「プルルン」など弾力を思わせる言葉を言っているだけなのです。

テレビも新しい情報を求め、結果、小さなトピックを盛りに盛って紹介したり、スポンサーに配慮した偏った情報を流すなど、ニセ医学に加担しています。このような例は「メジャーなニセ医学」といえるでしょう。

マスメディアは影響力が大きいため、間違った情報が広がりやすいのが問題です。十数年前、健康情報番組がブームになったときがありました。各局がこぞって簡単なダイエット法や、よりセンセーショナルな健康情報を流そうとしのぎを削った結果、行われたのが悪質なヤラセともいわれています。

それよりもさらに近年、私が危ぶんでいるのは、インターネットを中心に広がる反医療の「マイナーなニセ医学」。

ニセ医学にハマっている人は、総合していうと、言葉は悪いかもしれませんが、ヒステリックな自然派といえます。ネットの情報には玉石混淆で、トンデモない嘘があふれています。一方で公的機関のホームページなどを当たれば正確な情報が簡単に手に入ります。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング