元メガバンク支店長が説く「お金の基本ルール」 お金に悩まなく済む方法とはいったい何か?

東洋経済オンライン / 2020年5月26日 7時45分

22歳から65歳までの43年間で割ると、1年間で使えるお金は約267万円。月約22万円で生活をすることになります。定年後の不安に備えての貯蓄も考えると、2億円では少ないような気がします。しかも、私たちの平均寿命は年々延びていますから、さらに不安です。

ノーベル生理学・医学賞を受賞された京都大学教授の山中伸弥さんは、「再生医療が普及して、10年後ぐらいには、ほとんどの病気が克服できるようになるでしょう。すると、人間の平均寿命は、120歳くらいになるのでは」とおっしゃっているそうです。そうなると、ますます生涯賃金だけでは足りないのでは、と不安はふくらむばかりですね。

■生涯賃金2億円を賢く管理して活用する

では、どうすればよいのでしょうか。

答えは、その2億円を賢く管理して、活用することです。ズバリ、申し上げましょう。それは、金融機関を上手に活用する、ということなのです。限られた生涯賃金で資産を増やすのには、やはり限界があります。でも、諦めないでください。自分の資産を増やす方法があるのです。

私は山形県の中央部にある朝日町で育ち、大学入学と同時に上京してきました。卒業後は、三井銀行(現・三井住友銀行)に入行し、その後、横浜と東京の支店で支店長を務めました。48歳のとき、25年間勤めた銀行を辞め、現在は10棟70室のアパート経営で年間6000万円ほどの不動産収入を得ています。銀行員として人に「お金を貸す」側の立場もわかりますし、不動産賃貸オーナーとして銀行から「お金を借りる」側の立場もわかる、というのが私だからこそ、お伝えできるノウハウです。

この記事を読んでいる方には、もう定年が迫っている、あるいはすでに年金生活という人もおられるでしょう。そんな人でも大丈夫です。一生お金に困らないための第一歩となる、押さえておくべき基本の3つのポイントをお伝えします。

1、家計簿的見方(P/L)ではなく、資産的見方(B/S)をしよう

第1のポイントは、お金の話を毎月や毎年の「収入」と「支出」のバランスだけで見る人が多すぎることにあります。収入と支出だけを見て、いくら足りないと嘆き、もっと節約しよう、あるいは、何かに投資して収入を増やそうと思っていませんか? これが、そもそもの間違い。お金の話は「資産」を含めて見なければダメなのです。

企業の損益計算書のことを「P/L」(利益と損失の計算書)といいます。個人でいえば家計簿です。収入・支出だけを見るというのは、生活の結果だけを見ているのと同じです。

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