アルツハイマー病の兆候を見分ける10のリスト 大好きなゲームの遊び方を忘れたら要注意

東洋経済オンライン / 2020年5月26日 9時40分

アルツハイマー病なのか、単なる老化なのか。それを見分ける最善のリストを紹介します(写真:iammotos/iStock)

人生100年時代の最大の脅威の1つが、脳の健康を損ねることだろう。そんな中、脳の健康維持に役立つ、科学的に実証済みの10のルールをまとめた本が翻訳出版された。

ジョン・メディナ博士による『ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である』だ。博士の既刊本は、世界累計で100万部を突破しているという。同書の内容を紹介した「ベストセラー脳科学者が強くダンスを推す理由」「脳科学者が教える良質な睡眠のための9の習慣」に続き、今回は、同書からアルツハイマー病について取り上げよう。

「物忘れがひどい」「人の名前が出てこない」──。年齢を重ねるにつれ、自分は大丈夫だろうかと不安になる人も多いかもしれない。高齢化社会において、たびたび話題になる「認知症」。その原因はまだ解明されておらず、治療法も存在しない。

しかし、いたずらに不安に駆られていると、そのストレスが健康を損なうことにもつながってしまう。そこで、脳の機能について知り、いかに健康な脳を保つかを探究しようと提唱しているのが『ブレイン・ルール』のジョン・メディナ博士だ。まずは、認知症とは何なのか、それを知ろう。

■「長いお別れ」アルツハイマー病

認知症にも、レビー小体型認知症、パーキンソン病、前頭側頭型認知症といった種類があるが、その中でも最も凶悪で、高齢者の認知症の原因の80%を占めるともされる最大のものが、アルツハイマー病だ。

アルツハイマー病は人生を段階的に破壊していく。その経過には個人差があるが、軽度では徘徊と人格の変化が起き、中度では記憶喪失と混乱が増え、他者への依存度が高まる。そして、重度になると人格が崩壊し、他者の助けがなければ生きられなくなり、やがて死に至る。発症から死ぬまでは平均4~8年かかるとされ、「長いお別れ」とも呼ばれる病気だ。

アルツハイマー病は、世界に莫大な負荷をかけている。2016年の患者数はアメリカだけで540万人、介護費用は2360億ドルで、この数字は2050年までに3倍に膨らむと見られているという。

にもかかわらず、病気そのものについてはあまり解明が進んでいない。症例がさまざまあり、確定診断する検査法もないのだ。

そこで知っておきたいのが、アルツハイマー病なのか、それとも単に老化でもうろくしているだけなのかを見分ける基準だ。メガネを置き忘れて探し回ることと、スラックスをはき忘れて人前に出てしまうことは、話が別なのである。

■アルツハイマー病の10の兆候

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