アイス好きな人に知ってほしい「売れ筋」のキモ トップ3商品は定番、自粛下での売れ行きは?

東洋経済オンライン / 2020年5月27日 17時0分

コンビニのアイス売り場はスーパーよりも一段と売れ筋商品に偏る(筆者撮影)

外出自粛や各施設の営業自粛も緩和され始め、徐々に日々の活動も戻りつつある。とはいえ、新型コロナウイルス感染拡大防止への警戒感は続き、多くの社会人はリモートワーク中心の日々だろう。

巣ごもり消費と言われる中、東洋経済オンラインでも「コロナで『売れた』『売れなくなった』商品TOP30」(2020年5月8日配信)などを紹介してきた。

今回は、筆者が定点観測してきた「家庭用アイスクリーム」について紹介したい。家庭用とは、全国各地のスーパーやコンビニなど小売店で買えるアイスを指す。合わせて、現時点で最新となる数値データやブランド別のトップ10も掲げた。

強いブランドの人気の秘密は何か。上位3ブランドに絞って考察してみた。

■陽気のよい日の5月は絶好調

「5月中旬までは陽気のよい日も多く、家庭用アイス全体では対前年比で約120%の売れゆきとなりました。コロナの影響でリモートワークなど、在宅での仕事が中心となり、家庭で過ごす時間が増える中、アイスの売り上げは好調です」

アイス業界の動向に詳しい、アイスクリームプレス編集長の二村英彰氏はこう話す。

家庭内での「内食」が中心となる中、冷蔵庫内の冷凍スペースを「冷凍食品とアイスが奪い合う」という声もあったが、それについてはどうだろう。

「4月まではその一面もありましたが、開店前からスーパーに並ぶ人が減ったように、食品が安定供給されることがわかり、冷食の備蓄も一段落した感があります。4月のアイス売り上げは天候不順で伸びませんでしたが、5月以降は盛り返した。学校に通えない子どもへのおやつだけでなく、大人の需要としても支持されているのを感じます」(二村氏)

以前から同氏は「アイスクリーム市場の拡大は、子どものおやつから大人の癒しになったのが大きい」と語っていた。コロナの影響で仕事上の会食もなくなり、お酒よりもアイスを手にする大人も一定層いるようだ。

業界団体の日本アイスクリーム協会の調査では、「家庭用アイス」を中心にした2018年度のアイス市場は「5186億円」と過去最高を記録した。

かつてのアイス市場は、記録的な猛暑で需要が伸びた1994年度の4296億円がピークで、それを上回る年は20年近くなかった。ところが2013年度に4330億円と記録を更新すると、近年は毎年のように過去最高を更新してきた。

ただし、その伸びも鈍化している。

別の調査結果も紹介しよう。アイスクリームプレス社が5月22日に発表した速報値で、2019年度の全体販売実績は「4940億円」(対前年比98.6%)と大台を割り込んだ。いずれにせよ約5000億円の市場規模と認識したい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング