コロナ後、日本人を襲う「仕事・働き方の大激変」 「プロしか食えない」「レスの時代」が到来する

東洋経済オンライン / 2020年7月10日 7時40分

コロナ・ショックによって「プロの時代」「レスの時代」が到来する(写真:metamorworks/iStock)

わずか半年ほどで世界を震撼させ、経済活動や社会活動をいっきに停滞させ、世界中の人々の生活をどん底に陥れようとしている「コロナ・ショック」。

しかし、「コロナ・ショック」は日本にとって、必ずしもマイナスばかりではない。むしろ、経済的な側面よりも、日本人の価値観や働き方を大きく変え、日本という国が真に豊かで、幸せな国になるための好機と捉えている──。

『現場力を鍛える』『見える化』など数多くの著作があり、経営コンサルタントとして100社を超える経営に関与してきた遠藤功氏は、「この『コロナ・ショック』は、ビジネス社会における『プロの時代』の幕開けになる」という。

「コロナ・ショック」を見据え6月に集中執筆した『コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方』が7月18日に緊急出版される(電子版は先行発売中)。本記事では、「はじめに」の全文を公開する。

■「先がまったく読めない不安定、不透明な環境」に

近年、大企業の経営者たちから、「VUCA」という言葉がさかんに聞かれるようになった。

「VUCA」とは「Volatility」(不安定性)、「Uncertainty」(不確実性)、「Complexity」(複雑性)、「Ambiguity」(曖昧模糊)という4つの単語の頭文字からとった略語であり、「先がまったく読めない不安定、不透明な環境」を言い表している。

私たちは「VUCA」という新たな混迷する環境を頭では理解し、備えていたつもりだった。

しかし私たちの認識は、とんでもなく甘かったと認めざるをえない。「VUCA」とは「まさかこんなことに……」という事態が起きることなのだと思い知らされた。

中国に端を発する新型コロナウイルスは、わずか半年ほどで世界を震撼させ、経済活動や社会活動をいっきに停滞させ、世界中の人々の生活をどん底に陥れようとしている。

「つながる」ことや「ひとつになる」ことの恩恵ばかりを享受していた私たちは、その裏で広がっていた「感染」というリスクの怖さを、日々身をもって体験している。

世界の累計感染者数は2020年7月5日現在、1120万人を超えた。6月28日に1000万人を突破してから、わずか7日で120万人も増加し、その勢いは加速している。

累計の死者数も53万人を突破した。世界で最も感染者数が多い米国の死者数は12万5000人を超え、全体の4分の1を占めている。

現在は、ブラジル、ロシア、インドなどの新興国で感染者が急増し、その勢いはとどまるところを知らない。南半球で感染拡大が落ち着いたあとに、北半球で本格的な第2波が来るとも言われている。

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