「クイズ!脳ベルSHOW」が超人気番組になれた訳 飲酒にカンニング「何でもアリ」なBSの異端児

東洋経済オンライン / 2020年8月2日 7時30分

今月7日に放送1000回を迎えるBSの人気番組『クイズ!脳ベルSHOW』。番組のキーマンが語る「ヒットの理由」とは?(写真:BSフジ提供)

現在、BSフジで放送中の『クイズ!脳ベルSHOW』という番組をご存じだろうか?

「なぞなぞ」「過去のヒット商品を思い出す」といった誰でも楽しめる絶妙な脳トレクイズに、昭和のスター、スポーツ選手、俳優、文化人など、40~90代の多彩なゲストが挑戦。これまで登場したゲストの総数は、驚愕の2400人超え――。

高齢の出演者も少なくないため、白紙回答、カンニングまがいの言動、ほぼ答えを伝えているとしか思えないヒントの数々……自由すぎる内容&喜怒哀楽をあらわにしてクイズに熱狂するゲスト陣の姿が、「地上波のクイズ番組よりも面白い!」と評判になっているのだ。

■地上波に進出した「BSのお化け番組」

「まるで芸能大図鑑を見ているような気分。今回はどのページを開けるんだと。クイズで脳を回転させる以上に、番組進行で僕の脳はオーバーヒートを起こしています。約12時間をかけて、1日に5本を収録しますからね。収録が終わったら、3日間は抜け殻になるんやから」

そう笑うのは、MCを務めるますだおかだ・岡田圭右だ。

実は、この番組。開始当初の2015年は水曜の22時台のみの放送だったのだが、じわじわと人気が拡大。放送開始1年後に月~木曜に放送日を拡大するや、2017年4月からはなんと月~金曜までの帯番組に成長。好評すぎてBSフジ内で再放送、そして本家フジテレビの地上波でも、早朝4時から帯で放送するにいたるほどのお化け番組に躍進してしまったほどだ。

今やBSフジだけでなく、BSを代表する人気番組と言っても過言ではない『クイズ!脳ベルSHOW』。8月7日には、ついに1000回という節目を迎える。

8月3日から放送される1000回記念ウィークでは、千秋、千原せいじ、駒井千佳子、せんだみつおなどなど、名前に「千」の付く有名人だけをゲストパネラーに迎えて熾烈なクイズバトルが行われる。

この遊び心、何よりも地上波では考えられない無茶苦茶な雰囲気。一体どのようにして番組は作られてきたのか。企画・編成を担当するBSフジ編成局編成部・谷口大二氏に話を聞いた。

「2015年当時、BS各局のコンテンツにクイズ番組はありませんでした。たまたま病院へ行く用事があったのですが、待合室にいたシルバー世代の方々が脳トレ本で問題を出し合っていたんですね。BSの番組でシルバー世代を対象としたクイズ番組があったら面白そう……ざっくりとした枠組みだけ決めて、制作会社と番組作りを始めました」

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