コロナ2波で「株・ドル暴落、金暴騰」は起きるか 「バブル崩壊」や「金融危機」に過敏な人の論理

東洋経済オンライン / 2020年8月3日 8時0分

実際の米ドル円相場も、先週は一時1ドル=104円台に突入して耳目を集めた。だが、前週末の7月31日(金)は、対円でしれっと105円台後半に戻している(一時は106円台まであった)。米連銀の積極的な金融緩和などが米ドル安の要因だとされているようだが、現時点で積極的に金融緩和していない主要国はなく、相対評価で米ドルを大きく売り込む材料はみつかりにくい。先週の米ドルの下振れは、単なるポジションのドタバタであって、米ドルの独歩安基調が続くとも考えがたい。

「株式を買って買って買いまくって儲かりまくるのは、いつですか」「売って売って売りまくって儲かりまくるのは、いつでしょうか」というご質問もよくいただく。だが、今年2月から3月にかけての下落相場で後者は終わってしまったし、3月から6月の上昇相場で前者も終わってしまったと予想している。

もちろん、これは当面1年くらいの間の先行きに限ってだし、全体相場についてであって、個別銘柄では株価が大きく上や下に振れるものは多くありそうだ。ただ、向こうしばらくは、大きな全体相場の変動は、ほとんどないものと見込んでいる。

まあ、投資は、ぼちぼちのんびりやっていけばよいのではないだろうか。幸いなことに、しばらくは、バブルの発生もバブルの崩壊も基軸通貨の崩壊も黄金の経済も大恐慌も大暴騰も大暴落も金融システム崩壊も、来ないと考えている。「そんな見通しはつまらないですね」ともよく言われるが、現実はしばしばつまらないものだ。

馬渕 治好:ブーケ・ド・フルーレット代表、米国CFA協会認定証券アナリスト

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