新型コロナ、「2週間後」予測はなぜハズレるのか 高橋泰教授「データに合う新型コロナ観を持て」

東洋経済オンライン / 2020年8月7日 8時20分

今回の新型コロナも、まだ正体がわからない点が多いが、これまでの重症者数・死亡者数の少なさやGoToキャンペーン後もそれが増えないことから類推すると、新型コロナは少なくとも日本人にとって恐怖のウイルスではない、という結論にたどりつく。

これは対策として、国民の不安を増長する過度のPCR検査と隔離政策はやめるべきだという結論にもなる。これまでの経緯から考えて、積極的なPCR検査を中止しても、重症者や死亡者は急増せず、インフルエンザによる死亡者数を超える可能性は低い。マスコミがPCR陽性者数の報道を中止しても、国民の生命は脅かされることもなく、むしろ落ち着いて、かつての生活を取り戻せるのではないか。

――演繹法で考えるか、帰納法で考えるか、という感じですね。

私も含め、机上の理論で対策を考えたら事実に合わず、間違っていた、ということはよくある。そのときは、間違いを認め修正すべきだ。

現在の新型コロナの過度の抑制政策は、教育・経済など人々の日常の営みにブレーキをかけることによって、国民に大きな代償を強いている。重症者や死者の少なさなどの事実を無視し、コロナは恐怖のウイルスであるというイメージにとらわれている政策や報道を、今一度考え直すべきステージに来ていると思う。

大崎 明子:東洋経済 解説部コラムニスト

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