バツイチ40歳女性と結婚した男性の「重要基準」 思春期の娘も、遠距離婚も障害にならない

東洋経済オンライン / 2020年9月4日 7時45分

バツイチ思春期の子持ちの女性を初婚の相手に選んだ男性の人間味あふれる本音とは?(イラスト:堀江篤史)

結婚するならば優しくて働き者の相手がいい──ほとんどの男女が抱える本音だと思う。ただし、その優しさや甲斐性は自分だけに注がれるわけではない。

東北地方で看護師として働いている西村絵里奈さん(仮名、40歳)が再婚相手に選んだのはいわゆる「田舎の長男」。彼には実家も勤務先もある地元を離れる選択肢はなく、絵里奈さんとは週末婚を続けている。

■順風満帆とは言えない新婚生活、それでも…

「主人の地元は東日本大震災の被害が大きかった地域で、実家で親を安心させたいという気持ちが強いようです。娘が中学校を卒業したら、私も一緒に住みたいと思っています。義父母も理解して待ってくれています」

絵里奈さんはシングルマザーであり、中学校2年生の娘との2人暮らしを続けている。夫の淳一さん(仮名、39歳)は結婚するにあたって実家を建て替え、娘の部屋も用意してくれた。しかし、高校受験も控えている娘は生まれ育った地域を出るつもりはなく、淳一さんの未婚の弟もいる家に住む気もない。

「隣の県ですが、東北は広いんです。車で片道3時間以上かかります。月3回ぐらいのペースで、私が向こうに泊まりがけで行っています。一応は都会に住んでいる私が訪れることにご近所がコロナを気にされているのですが……。主人がうちに来るときは日帰りです。泊まっていくことを娘が嫌がるからです」

順風満帆の新婚生活とは言えない。それでも「ひとりじゃない安心感」は大きいと絵里奈さんは穏やかな表情を浮かべる。初婚期間の10年間と、再婚するまでの4年間の婚活経験が彼女を謙虚にさせているようだ。

絵里奈さんが最初に結婚したのは25歳のときだった。友人に紹介された1歳上の幹夫さん(仮名)に気に入ってもらったが、交際中から不安要素はあったと絵里奈さんは振り返る。

「無計画にお金を使ってしまう人だったからです。結婚後も月収の半分以上をカードローンの返済に充てなければなりませんでした」

そんな男性との結婚に踏み切ったのは焦りからだった。当時、絵里奈さんの母親は末期がんを患っており、末っ子の絵里奈さんに「死ぬ前に花嫁姿を見せてほしい」と懇願。母の願いをかなえてあげたいと思った絵里奈さんは結婚を急いだのだ。

結婚して子どもが生まれても幹夫さんの浪費癖は消えなかった。一時は絵里奈さんの貯金も使って借金を返済したが、幹夫さんはまたクレジットカードを使ってしまう。

「いつも仲が悪かったわけではありませんが、根底にはつねにお金に関する不満と不信がありました。小さな子どもがいるのに、私は仕事をまったくセーブせずに働き続けなければならず、結婚9年目には流産してしまったんです」

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