「有名企業への就職に強い大学」ランキング200 3年連続で東工大がトップ、理工系大が上位に

東洋経済オンライン / 2020年9月12日 7時30分

有名企業400社への実就職率ランキング。1位は3年連続で東京工業大学。理工系大学の強さが目立つ。

2020年の就活は新型コロナウイルスの感染拡大で、すっかり昨年とは状況が変わってしまった。日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)が新卒採用を中止し、他にも採用見送りの企業が相次いでいる。

会社説明会もオンラインで実施され、就活スケジュールも後ろ倒しになった。学生にとっても合同企業説明会が開催されず、企業からの情報を得にくくなってしまった。企業側も多くの応募者から選びたいのに、その機会が奪われてしまった。2019年の夏から冬にかけて開催されたインターンシップ参加者へのアプローチが中心になったようだ。

■就職状況は入試の志望トレンドにも影響

さらに、大学も就活の大切な時期にコロナ禍で入構禁止となり、学内での企業相談会はもちろん、企業情報の活用や就職相談のいずれもできなかった。いずれもオンラインで実施されるようになったが、大学も学生の就活状況を把握できない状況が続いた。企業の採用もオンライン面接中心で、最終面接でやっと企業を訪問する程度だったという。

就職は大学の学生募集にも大きな影響を与えている。将来のことを考えながら、大学、学部を選ぶのは当たり前になってきているからだ。

2021年入試ではコロナ禍による景気後退もあって、理系学部の人気が上がることは間違いない。こういったときには国家資格に結びついた学部が人気になり、その学部は医療系に多いため、自ずと理系人気になる。さらには就職に有利といわれていることを背景に、理工系、情報系が人気になりそうだ。

一方で、国際系の学部を設置する大学は多いが、コロナ禍の影響で留学ができないため、来年入試では志願者が減るのではないかと予測され、狙い目になりそうだ。

今までにない状況となったが、2020年の大学別の就職実績はどうだったのか。「有名企業400社の実就職率」を見てみよう。400社は日本を代表するトヨタ自動車や日立製作所、三菱UFJ銀行など、日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選んでいる。計算式は400社就職者数÷<卒業(修了)者数-大学院進学者数>×100と、大学院進学者数を除く卒業生のうち、有名企業400社に就職した割合だ。なお、卒業生100人未満の大学および、一部が未回答の東京大学と就職者3人以上の企業しか公表しない慶應義塾大学は表から除いている。

トップは3年連続で東京工業大学。有名企業400社への実就職率は54.4%に達した。2位は昨年と同じ一橋大学で52.4%。この2校が5割超だ。東京工業大は学部と大学院をあわせた6年一貫教育を実施している理系の大学だ。就職者の多い企業はソニー33人、キヤノン30人、パナソニック29人、野村総合研究所27人、トヨタ自動車とソフトバンクが各23人などで、製造業中心だ。

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