意外に多い、贅沢な「個室旅」ができる列車5選 密と無縁でゆったり、家族連れなどから再注目

東洋経済オンライン / 2020年10月3日 7時30分

個室を備える東武鉄道の特急「スペーシア」(撮影:梅谷秀司)

新幹線や寝台特急に以前はよく見られた鉄道車両の「個室」。最近は旅行商品として販売する観光列車などを除き、定期列車では数少ない存在だ。しかし、新型コロナの影響もあり、家族旅行などの強い味方として再び注目を浴びている。

今回は、「定期列車」かつ、旅行商品ではなく空室があれば「思い立った時に予約・乗車」できるもの、そしてドアがあり完全個室となる設備がある列車の中から、5つピックアップして紹介したい。

■まずは関東のベテラン車両

1)東武特急「スペーシア」

首都圏と日光・鬼怒川エリアを結ぶ、新幹線のような流線形をした東武鉄道の観光特急。1990年に登場した“ベテラン車両”だがゴージャスな造りは今でも色あせず、人気の列車だ。全身金色の「日光詣スペーシア」も2編成存在する。

そんな同列車の6号車はまるまる1両が個室車両となっている。車内に足を踏み入れると、じゅうたん敷きの廊下があり4人用個室が6部屋ズラリと並んでいる。個室の中に入ると2人掛けの重厚感あるシートが向かい合わせに配置され、間には大理石でできたテーブルがあり贅沢な気分が味わえる。快適な空間で首都圏から日光・鬼怒川への移動もあっという間だ。

個室は1人利用も可能。浅草―東武日光間の場合、乗車券+特急料金に加え、1室あたり平日3150円、休日3770円の個室料金をプラスすれば乗れる。きっぷはインターネット・ 特急券発売機能付き自動券売機や駅窓口、旅行代理店、電話予約で購入可能だ。

2)近鉄特急「しまかぜ」

近鉄が運行する、白と青のボディが眩しい豪華観光特急列車。大阪・京都・名古屋の3エリアから、伊勢神宮などで有名な三重県の伊勢志摩エリアを通り賢島まで結んでいる。

編成中に和・洋2つの3~4人用個室を備える。とくに和風個室は広く、掘りごたつタイプで靴を脱いでくつろげる。松阪牛重などの食事メニューを注文することもでき、まるで旅館の部屋にいるような気分だ。洋風個室はL字型ソファとテーブルを窓に向かって配している。

同じ号車には、部屋の扉こそないもののセミコンパートメント型で周囲を気にせず旅行できる4~6人用の「サロン席」も3区画ある。座席車両もすべて2-1列のプレミアムシートとなっており、かなりゆとりがある印象だ。

個室は1人利用はできず、3~4名利用のみ予約可能。乗車券+しまかぜ特急料金に1室1050円の個室料金をプラスすれば乗れる。

きっぷはインターネット・近鉄駅窓口・旅行会社で購入可能。個室は人気で部屋数も少なく、満室の列車が多い。計画が決まったら早めに押さえたいところだ。公式サイトで空席情報なども確認できる。

■1編成に1室のみの贅沢感

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