チャットでのコミュ力がない人に欠けた視点 少ないやりとりで要領を得て成果を出す重要性

東洋経済オンライン / 2020年10月12日 18時10分

リモート時代に求められるコミュニケーションスキルとは?(写真:metamorworks/iStock)

人事コンサルタントとして、1万人以上のビジネスパーソンの昇格面接や管理職研修を行い、300社以上の企業の評価・給与・育成などの人事全般に携わってきた西尾太氏による連載。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

■要注意!チャットやメールの対応が給与にも影響する

社内外のコミュニケーション手段として、メールに加え、チャットツールを導入する企業が増えています。チャットはPCやスマホを通じてリアルタイムのコミュニケーションを可能にするツールで、社内SNSとも呼ばれています。

形式的・一方通行になりがちなメールと異なり、チャットは実際に会話するような感覚が特徴で、1対1だけでなく複数人でのコミュニケーションが可能です。プロジェクトや部署など、業務領域に応じたメンバーでグループを形成し、資料や画像、音声データなども共有でき、効率的に情報を共有し対話することができます。

リモートワークの普及にともない、チャットの利用頻度も高くなり、上司や同僚、部下、あるいは取引先から、毎日多くのメッセージが届くような時代になりました。

しかし便利な反面、「すぐに大量のメッセージがたまる」「複数のツールをチェックする必要があり大変」「いつも即レスを求められているようで困る」と不満を感じている人も多いようで、「チャット疲れ」といった言葉も聞かれるようになっています。

リアルな職場においても、上司や同僚から「ちょっといい?」と声をかけられ、仕事を中断しなくてはいけない、集中力を阻害されるといった問題がありましたが、チャットによってその対象が広がり、ストレスに感じている人もいるでしょう。

しかし、オンラインでのコミュニケーションは重要です。

今後はチャットの内容が、給与や評価にまで大きく影響していくかもしれません。

リモートワークの浸透によって、人事評価のあり方も大きく変わろうとしています。

これまでは上司と部下が職場で同じ時間と空間を共有していたので、

「あいつは一生懸命やっている」

「毎日遅くまで頑張っている」

といった印象評価のようなものが、実は人事評価に大きく影響していました。

リモートワークでは、このような社員の「頑張る姿」が見えにくくなるので、今後は「成果」がより重視されるようになるはずです。

これまでの連載でもお伝えしてきたように、自らKPIを設定して成果を出せる人が、リモート時代における「デキる人材」のひとつの基準になっていくでしょう。

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