団長安田「我慢強すぎる芸人」の波乱曲折人生 安田大サーカスを率いる男が歩いてきた道

東洋経済オンライン / 2020年10月21日 13時10分

安田大サーカスの団長安田さんに、これまでの道のりを語ってもらいました(筆者撮影)

これまでにないジャンルに根を張って、長年自営で生活している人や組織を経営している人がいる。「会社員ではない」彼ら彼女らはどのように生計を立てているのか。自分で敷いたレールの上にあるマネタイズ方法が知りたい。特殊分野で自営を続けるライター・村田らむが神髄を紡ぐ連載の第83回。

■自転車芸人をはじめ、さまざまな顔を持つ

団長安田さん(46歳)は、人気お笑いグループ安田大サーカスのリーダーだ。

団長さん、HIROさんと、クロちゃんの3人で繰り広げる身体を張った明るい芸が特徴だ。

最近では、自転車芸人として活動したり、大人気ドラマ「半沢直樹」の大和田常務のモノマネでテレビに出演したりと、個人での活動も目立つ。

また、2006年には番組の企画にもかかわらず潜水115メートルで公認日本新記録を出したり、人気番組「水曜日のダウンタウン」にて「24時間自転車生活」を達成したりと、我慢強すぎる芸人としてもたびたび話題になる。さまざまな顔を持つ芸人だ。

今回は、団長さんのこれまでの道のりを語ってもらった。

団長さんは大阪府岸和田市で生まれ、兵庫県西宮市で育った。

「幼稚園の頃はいつもケンカして帰ってきたって、母親に言われます。俺がケガしていると、決まって相手の子は倍ケガしてるからヒヤヒヤしたって言ってました。自分ではあんまり記憶はないんですけど……」

小学校に入り、団長さんはいたって真面目な一生徒でいるつもりだった。だが先生の評価は、まったく違った。

団長さんの母親は、学校に呼び出され、

「こんな悪い子ははじめてだ。中学校に入ったら絶対にワルになる」

と注意された。

「自分では悪いことしてるつもりなかったんですけどね。でも思い返してみると、窓をサッカーゴールにしてボールを蹴って3日連続ガラスを割ったり、体育館の壇上に置いてある大きなツボにみんなで毎日オシッコをいれたり、缶ペンケースで同級生を殴って歯を折っちゃったり……結構、悪いですね(笑)。当時は、先生にはバレてないと思ってたけど、全部バレてたんでしょうね」

小学校、中学校とまったく勉強しなかった。

英語の時間は、

「外国行かへんからいいわ!!」

と言って、ずっと寝ていた。

「当時兄が結構悪くて、それを軽蔑していたので、自分は不良グループには興味はなかったし入らなかったですね。真面目なサッカー少年のつもりだったけど、近所の人からは、

『あそこの兄弟と遊ぶな!!』

と言われていたみたいです(笑)」

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