ジャニーズ最後の砦「V6」安定感が半端ない理由 六人六色の多様性と壁を作らない「やさしさ」

東洋経済オンライン / 2020年11月13日 13時0分

9月4日朝日新聞朝刊に掲載されたV6ニューシングルの全面広告。「勤続25年の男たち」を自称する彼らはまさにジャニーズ最後の砦と言える(編集部撮影)

コロナ禍のいま、時代は大きな転換期を迎えている。そしてそれは、ジャニーズとて決して例外ではない。確かにジャニーズは基本的に芸能界の中の存在にすぎない。だがもう一方で、時代の流れとシンクロし、それゆえつねに世間の注目を集めてきた。その点、ジャニーズは芸能界という枠を超えた存在でもある。

では、いまジャニーズになにが起こっているのか? この連載では、さまざまな角度からジャニーズに光を当て、その現在地を浮かび上がらせてみたい。

第1回は、V6から。

■際立つV6の「安定感」

今年デビュー25周年を迎え、V6が精力的だ。9月にはメンバーの井ノ原快彦主演ドラマの主題歌を含む『It's my life/PINEAPPLE』をリリースし、オリコンなどの週間チャート1位を獲得。

そしてデビュー曲『MUSIC FOR THE PEOPLE』の発売日にあたる11月1日には、「V6 For the 25th anniversary」と題したコンサートのライブ配信をデビューイベントの会場でもある思い出の地・国立代々木競技場第一体育館から行った。またテレビでは、年に一度の恒例になっているバラエティー特番「V6の愛なんだ2020」が11月3日に放送された。

そんなV6には、ジャニーズの中でも際立った「変わらなさ」の魅力がある。自ら「勤続25年の男たち」と称するように、坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、森田剛、三宅健、岡田准一という6人のメンバーは、結成時からまったく変わっていない。そんなV6からは、今や絶対的と言っていいほどの安心感が醸し出されている。

しかし、V6の魅力はそれだけではない。もう一方で彼らは、ジャニーズのパイオニア的役割を担ってもきた。

例えば、いまは当たり前となった感のあるバレーボールの国際大会をきっかけとしたデビューの先鞭をつけたのがV6だった。

グループ名の「V」に「勝利(victory)」などとともに「バレーボール(volleyball)」の意味が込められているように、彼らは1995年開催の「バレーボールワールドカップ」のイメージキャラクターとしてデビュー。「MUSIC FOR THE PEOPLE」は、そのイメージソングだった。そこから、嵐、NEWS、Hey! Say! JUMP、Sexy Zone、ジャニーズWESTとバレーボール国際大会のサポーターの系譜が受け継がれていく。

またV6は、「終わらないアイドル」を体現するフロントランナーでもある。

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