「自ら進んで勉強する子」に変貌する魔法の方法 「勉強しなさい」連呼する親は方法論を知らない

東洋経済オンライン / 2020年11月26日 11時20分

「しなければならない勉強」を子どもに促すことはとても難しい(写真:Ushico/PIXTA)

小1と小4の子どもがいます。子どもが勉強をあまりやりたがらず、困っています。やるように言っても、なかなか動きません。子どもが自ら進んで学習ができるようにするために、親はどのようにしてあげたらいいでしょうか。

(仮名:山瀬さん)

■示唆型の「声がけ」に効果はない

学習というのが、勉強を指しているのであれば、子どもが自ら進んで学習することは通常見られない景色です。なぜなら、いつしか子どもたちは、勉強は「しなければならないこと」と思うようになってしまったからです。「しなければならないこと」を進んでやる子は多いとは言いがたいでしょう。

しかし、学習をいわゆる学校の勉強ではなく、自分の興味があることを学ぶという意味であれば、自ら学ぶ人はたくさんいます。

例えば子どもの頃、歴史の勉強が嫌いであったのに、大人になってから大河ドラマを見て急に戦国時代にハマり、本を読んだり、ネットで検索したりして、“学習する”人も少なくありません。子どもでも、鉄道が好きな子は、何も言わなくても鉄道に関する知識をどんどん吸収して“学習”していきます。つまり、興味、関心があるかないかが学習するうえで、決定的な要因の1つになると考えていいでしょう。

本来、学校の勉強や宿題が、そのように興味関心がわくように工夫されていればいいのですが、現実は必ずしもそうではないため、子どもたちが自ら進んで学習することは難しいのです。そうなると、「しなければならない勉強」をやらせようと思う親御さんは、たまらず「声がけ」をします。

例えば、「勉強しなさい」「宿題しなさい」といった指示命令型の声がけから、「そろそろ勉強やったほうがいいんじゃないの?」とか「もう時間よ」といった示唆型声がけをすることもあります。

これらの声がけは、やってはいけないというものではありませんが、まず効果は期待できないと思ったほうがいいでしょう。

その結果、効果がないとわかると「声がけの種類が悪いのではないか。もっと別の声がけがあるのではないか?」と思う方もいます。しかし、残念ながら、声がけによって子どもが前向きに勉強するようになることは難しいでしょう。もし、声がけによって子どもが進んで学習するのであれば、とっくにそのような言葉が世の中に流通しており、すでにその効果が出ていて、進んで勉強する子だらけになっているはずです。

では、どうしたらいいでしょうか。筆者は、「声がけ」ではなく「仕組みを作る」ことをお勧めしています。つまり、進んで学習するための「仕組み」です。

■仕組みを機能させる2つの要素

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