ホンダが「自動運転レベル3」世界初となる訳 なぜ日本が世界に先駆けて実現できたのか

東洋経済オンライン / 2020年12月2日 7時10分

そして今年6月、WP29第181回会合で乗用車のレベル3(システムの要請に応じて手動運転)自動運行装置とサイバーセキュリティの国際基準が成立。今回の型式認定に至ったというわけである。

■自動車保険も「自動運転」対応を発表

このように、レベル3を実現する環境は着実に整いつつある。ドイツでは2021年半ば頃にレベル3を実現する承認手続きが完了する見通しで、メルセデス・ベンツもそれに合わせて新型「Sクラス」で実現することを発表した。当然、アウディがそれに続くのは間違いない。

日本のメーカーは、今のところホンダ以外に際立った動きはないが、それでもハンズオフ運転に対応するモデルを相次いで登場させており、つい先日もレクサスの新型「LS」に同機能を実現する「Advanced Drive」の搭載が発表されたばかり。各社ともこれから先、フラッグシップモデルを中心にレベル3を投入してくる可能性は十分ある。

また、ソフトの面でのサポートも、レベル3の実用化に向けて動き出している。東京海上日動火災保険は、2021年4月以降に始期を迎えるノンフリート自動車保険を対象に、自動運転レベル3で発生した事故について「ノーカウントとする」と発表した。

これにより、レベル3で事故が発生して相手方に保険金を支払った場合でも、翌年の保険料に影響することはなくなる。こうした動きを受け、ここ数年でレベル3に対する動きが一気に加速する可能性は十分あると見ていいだろう。

会田 肇:カーAV評論家

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