激動の2020年、「結婚」はこんなにも変わった 「超年の差婚」や「週末婚」も気にしない時代に
東洋経済オンライン / 2020年12月25日 16時0分
結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。2020年はコロナ禍で改めて自分の人生と向き合い、「結婚に本当に求めるものとは何か」と問い直した婚活男女が多かったようです。そこで従来の価値観にとらわれない結婚の多様化が進みました。
■超遠距離婚でもいいと思った理由
「年齢が近い人同士がいい」「結婚したら子どもを生んで子育てしましょう」といった従来の結婚の形にとらわれない、多様な結婚が増えてきました。コロナ禍で家に1人でいる時間が長くなり、「結婚とはこうあるべき」といった一般論にこだわるのではなく、もっと現実的に「今ここにパートナーがいたらどんな生活になるのだろう?」と考えるようになったのだと思います。
結婚の多様化が進んだということは、結婚相手に求める条件の幅が広がったということ。そのせいか8月から成婚率がグンと上がりましたね。 そのひとつの例が、「週末婚」です。会社経営者で地方在住の30代女性加代さん(仮名)は、東京在住の30代男性の直人さんと結婚しました。
加代さんは東京へは飛行機で行き来しなければならないところに住んでいます。従来であれば2人は結婚を諦めるか、もしく彼女が仕事を辞めて東京に引っ越してくるという選択肢を取ったと思います。いや、そもそもマッチングさえしなかったでしょうね。
しかし、2人はお見合いをしてコロナ禍でオンラインデートを重ね、「明日死ぬかもわからない状況なんだから、あれこれ考えているだけじゃいつまでも結婚できない。まずやってみよう」という気持ちになったようです。
羽田空港の近くにマンションを借りて、週末だけ一緒に過ごすことになりました。もし子どもが産まれたら、子どもも一緒に週末行き来することを考えているようです。
現在婚活中の50代後半の男性、太郎さん(仮名)。普段は職場に近い都心のマンションで暮らし、週末は東京のはずれの大きなお屋敷に住んでいます。資産家で妻を養うには十分すぎる収入があるけれど、「妻には働き続けてほしい。キャリアを積んでいる女性と暮らしたほうが楽しい」と考えています。
60近くでそういう価値観の男性は少なく、その時点で「時代は変わったな」とビックリです。3年前だったら高収入の婚活男性のほとんどは「自分が養うから女性には家庭に入ってほしい。自分が家に帰ったときには食事も風呂も全部準備していてほしい。でなければ結婚する意味がない」と言っていましたから。
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