「新型ノートvsフィット」徹底比較してみた 類似点の多いコンパクトカー2台の違いとは

東洋経済オンライン / 2020年12月26日 7時50分

日本の風景に溶け込むことを意識したフロントグリルには、伝統工芸である「組子」からインスパイアされたパターンを採用。中央部の日産エンブレムも新デザインとするなどで、「日本(車)らしさ」や「新しさ」を強調したフォルムとなっている。

一方のフィットは、ライフスタイルで選べる5つのグレードを設定。シンプルなBASIC(ベーシック)、生活になじむデザインとしたHOME(ホーム)、アクティブなイメージのNESS(ネス)、高級感を持たせたLUXE(リュクス)、そしてSUVテイストのCROSSTAR(クロスター)を用意する。

クルマの移動における「リラックス」や「癒やし」を追求したというフィットの外観は、クロスターを除く4グレードのフロントフェイスをグリルレスとしている。角がなく愛らしささえ感じられるヘッドランプ形状やシンプルなサイドビュー、丸味を帯び凝縮感がある全体のフォルムなどにより、「親しみやすさ」を感じさせるデザインとなっている。

また、クロススターでは、フロントグリルを採用したほか、バンパー形状も他グレードと異なり前方に突き出たデザインとするなどで、アウトドアにも似合うスタイルを採用している。

■ボディサイズは同等、後席の広さにも余裕がある

ボディサイズは、ノートが全長4045mm×全幅1695mm×全高1505~1520mm、ホイールベース2580mm。新型プラットフォームの採用などで、先代モデルより全長が55mm短くなっているが、それでも先代で定評があった後席の広さは新型でも十分に確保している。

これは車体を小さくしながらも、ホイールベースは20mmの短縮にとどめたことなどが大きく貢献しているのだろう。後席を前に倒したときの荷室スペースも、コンパクトカーとしては十分なレベルとなっている。

対するフィットのボディサイズは、全長3995mm×全幅1695~1725mm×全高1515~1570mm、ホイールベース2530mm。ノートのほうが全長で50mmほど長いが、サイズ感的にはほぼ同等だ。

そのため、フィットの後席も大人2人がゆったりと座れる広さを持つ。また、前に倒して荷室スペースが広げられるほか、座面を背もたれ側に上げることで、鉢植えなど橫に置けない長尺物の収納も可能。荷物の量や形状などに応じた後席のアレンジができる。

運転席に座ったときの前方視界は、フィットが秀逸だ。これは、フロントピラーを細くしたことと、インパネを水平基調にしたことなどによるもので、すっきりと開けたフロントビューとなっている。もちろん、ノートの前方視界も問題ないレベルだが、この点はフィットに軍配が上がるだろう。

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