「新型ノートvsフィット」徹底比較してみた 類似点の多いコンパクトカー2台の違いとは

東洋経済オンライン / 2020年12月26日 7時50分

一方、フィットには1.5Lエンジン+2モーターのハイブリッドシステム「e:HEV」と1.3Lガソリンエンジンの2種類を設定している。駆動用と充電用といった2種類のモーターを搭載するe:HEVは、走行シーンに合わせて「EVドライブモード」「ハイブリッドドライブモード」「エンジンドライブモード」をスムーズに切り替えて走るのが特徴だ。

発進や市街地クルーズなどでは、エンジンを停止してモーターのみで走るEVモードが作動する。ハイブリッドドライブモードは、登り坂など強い加速が必要なときに作動するもので、エンジンで発電した電気で駆動用モーターを動かして走る機能だ(より高出力が必要なときはバッテリーからも電気を供給する)。さらに、高速道路など高い速度で巡航するといったエンジンが得意とする状況では、クラッチが直結されエンジンの力で走るのがエンジンドライブモードだ。

これらのうち、ハイブリッドドライブモードは、エンジンで発電し駆動モーターで走るという点でe-POWERと非常によく似た機構だ。フィットe:HEVは、モーターとエンジンの両方を走行に使用するパラレルハイブリッドという方式だが、状況によってシリーズ式に近い機能も備えているのだ。

ちなみに、フィットe:HEVのエンジンは1.5L・4気筒で最高出力98psを発生し、駆動用モーターは最高出力109psだ。対するノートでは、発電用エンジンは最高出力82psの1.2L・3気筒で、最高出力116psの駆動用モーターと組み合わせている。

気になる燃費性能は、新型ノートの場合は、12月23日に先行販売される2WD(FF)仕様がWLTCモード(総合)で28.4km/L~29.5km/Lだ(2021年発売予定の4WD車は未発表)。

対するフィットは、同じWLTCモード(総合)でe:HEVの2WD仕様が27.2~29.4km/L。ハイブリッドの2WD車でいえば、燃費性能はほぼ同等だ。なお、e:HEVの4WD仕様は23.2~25.6km/L、ガソリン車は2WD車(FF)が19.4~20.4km/L、4WDは17.0~18.2km/Lとなっている。

■安全性能は後発の新型ノートが一歩リードか?

新型ノートの注目点には、予防安全装備として、日産車で初めてナビリンク機能付きの「プロパイロット」を採用したことも挙げられる。プロパイロットは、高速道路でアクセルやブレーキを制御し、設定した速度を上限とし前車との車間距離を維持する前車追従式ACC(クルーズコントロール)だ。従来、軽自動車やミニバンなどさまざまなモデルに搭載されているが、新型ノートではナビの情報などと連動する新しいタイプを採用している。

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