「お年玉、預かっておくね」が男の子にNGな理由 名門・開成中学高校の元校長が語る1つの真理

東洋経済オンライン / 2021年1月2日 16時0分

「お年玉、預かっておくね」と当たり前のように言っていませんか?(写真:freeangle / PIXTA)

お正月に子どもたちが楽しみにしているものと言えば、「お年玉」。お礼もそこそこに、袋の中身のチェックに余念がない子たちも多いでしょう。

『お母さんに知ってほしい 思春期男子の正しいトリセツ』著者であり、開成中学・高等学校で9年間校長を務めた柳沢幸雄氏は、親は子どもが中学生になった時点でお年玉の管理方法を変えるべきだと語ります。その真意について聞いてみました。

■理解できない男の子のアタマの中

思春期になると、子どもとの向き合い方はとても難しくなります。それまではよくしゃべりながらまとわりついてきたのに、なぜか口数が減り、反発を繰り返すようになる……。

とくにお母さんにとって不可解なのが、「男子」の思考や行動でしょう。相手が女の子なら、自分の経験に照らし合わせてどうにかなるかもしれません。しかし、男の子の場合は、異性であることに加え、思春期特有の特徴が現れるため、どう接したらいいのか戸惑ってしまうようです。

思春期における男女の違いはいろいろな面で挙げられますが、ここでは「精神的な成長」についてふれてみましょう。

女の子は、比較的早い時期から「自己抑制」を効かせがちです。そのため、自分を過小評価したり、自分の可能性を限定して考えてしまう傾向があります。言葉を換えれば、早い時期から「守り」に入ってしまうのです。

一方、男の子は、女の子と比べて精神年齢が幼いとよく言われます。けれども、その幼さが良い方向に発揮されると、途方もないエネルギーになることがあります。

最近子どもたちがよく使う言葉を借りれば「ワンチャンある」という感覚を、ある程度成長した後も心の中に秘めていて、それによって自分の可能性を広げることができるのです。

現実的なお母さんたちは、それを「根拠のない自信」と呼ぶでしょう。でも、自信ほど大きなエネルギーにつながるものはありません。その点は、男の子が持つ可能性のひとつと言えるでしょう。

そうした思春期の特徴を考えると、日常生活の中で「言ってはいけない」「言わないほうがいい」というフレーズがいくつもあります。

たとえば、子どもがだらしない服装で帰ってきたり、家の近所でハメを外していたりしたときに、「お母さんが笑われるのよ!」としかるケースは多いでしょう。

気持ちはよくわかります。「あなたの行動は第三者から見ればとても目を引く行為だ。でも、私が恥ずかしいからやらないでほしい」ということでしょう。

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