在宅勤務の服装がダサい人に知ってほしい作法 リラックスしながらも仕事モードを保つには?
東洋経済オンライン / 2021年1月7日 15時0分
コロナ禍において一気に広がったテレワーク。オフィスに行かない働き方は、ビジネスマンのライフスタイルに異質な変化をもたらしました。
コロナ前から服装のカジュアル化が進んでいたことは周知のとおりですが、その変化は、ビジネスリュックやスニーカー通勤など「通勤をラクにする」もの。一方、画面越しに行われるリモート会議など、在宅ワークにおける服装変化は別物です。
そして、突然導入されたテレワークだからこそ、今なお基準が明確に示されていません。大きな流行の波がいまだ収まらない中で、在宅ワークの装い基準が改めて求められるのではないでしょうか。のべ4650人を超えるビジネスマンの買い物に同行アドバイスしてきた服のコンサルタントが「在宅ワーク時代のビジネスウェア」についてお伝えします。
■優先順位が変わった!新時代のビジネスウェア
「とりあえずスーツを着ていればOKだった時代」や「オフィスカジュアル時代」。これらの時代は「ジャケットから決めるコーディネート」が主流でした。
ビジネスウェアの役割は「相手に対する敬意を印象で示すこと」や「価値観の共有を印象で示すこと」が中心だったからです。いずれも相手に対する見せ方重視だったからこそ、いちばん目立つジャケットに重点が置かれていました。
ところが、在宅ワーク時代のファッションに求められる役割は、上司や同僚が見ていないところでも「仕事のモチベーションを自分で高める」こと。ファッションに求める方向性が、「相手中心から自分中心」に変化しています。そこで私は「パンツから決めるコーディネート」をおすすめしています。
座っている時間が長い在宅ワークでは、パンツの履き心地が、仕事の能率に及ぼす影響が大きいからです。とはいえカジュアルすぎるパンツでは、仕事モードに気持ちを切り替えられませんし、オフィスで履いていたようなカッチリしたパンツを自宅で履き続けることもストレスでしょう。リラックスしながらも仕事モードで居られるパンツこそ、在宅ワークの能率を左右するのではないでしょうか。
在宅ワークに向けたアイテムが並ぶ紳士服量販各社。魅力的な切り口をたくさん見かけますが、相手軸のファッション視点のままでは、気づかぬうちにおかしな選択をしているかもしれません。われわれユーザー側の意識改革も求められています。
洋服の青山(青山商事)京都河原町店の「テレワークするマネキン」ディスプレイが今年5月に話題になりました。整えた上半身に、パンツ一丁の下半身の姿。これは、「相手に見られる部分を整える」という従来のファッション視点からきていますが、この発想がNGの原因です。この格好では、落ち着いて仕事に取り組めるとは言いがたいでしょう。
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